shop
買いたい
赤城颯志さんが作家デビュー
歴史小説『むかしの死罪』発刊
2026.02.16
前橋市出身の歴史小説家、赤城颯志(あかぎ・そうし)さんが『むかしの死罪』を発刊、作家デビューを果たした。江戸時代の厳しい刑罰制度を背景に、理不尽な運命に翻弄されながらも懸命に生きる人々の姿を描き、命の重みや裁きの意味を現代に問いかける意欲作。すでに2作目の『天下の義人 茂左衛門ものがたり』の執筆にも取り掛かっている。
江戸の裁きと人間の尊厳
「街角の歴史小説」と題した『むかしの死罪』は江戸時代の厳格な法制度のもと、「死罪」という極刑をめぐって揺れ動く人間模様を軸に展開する。
史料の丹念な読み込みと綿密な時代考証に基づき、庶民の日常や心情を細やかに描写している。単なる歴史の再現にとどまらず、現代社会にも通じる普遍的なテーマを浮かび上がらせている。
十話の短編で構成、第三話で小栗上野介、第六話で国定忠治を扱っている。
第四話の「八百屋於七の放火事件」では現代の女子高校生2人が図書館や史跡巡りをしながら過去の悲しい恋に触れる青春ストーリーに仕上げている。
前橋市出身、遅咲きデビュー
赤城さんは会社員生活を終えてから本格的に執筆活動に入った。デビュー作について、「歴史を振り返ると、当時の社会の不平等さが際立つ。そして、現代の私たちが平等や人権を重視する社会を築くために、過去の教訓をどう活かすべきかを考える契機となる」と「まえがき」に綴っている。
ペンネームの「赤城」は生まれ育った赤城山麓から、「颯志」は「風のように時に静かに、時に荒々しく、志をもって書く」との意思を表した。
『天下の義人 茂左衛門ものがたり』は4月に発刊する予定。
赤城颯志(あかぎ・そうし)1959年、前橋市生まれ。群馬県立前橋高校-横浜国立大卒。大手保険会社に30年勤務後、上場企業2社で役員を10年勤める。60歳ころから執筆活動を始め、10冊の同人誌を発行している。本名は石井建志(いしい・けんじ)。
街角の歴史小説『むかしの死罪』
・著者 赤城颯志
・発行 愛育出版
・形態 単行本、200㌻
・価格 1760円
・販売 各種ネット、書店


