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コーヒーでアンゴラと前橋の友好を 
アンゴラ大使が試飲会

2024.10.18

コーヒーでアンゴラと前橋の友好を 
アンゴラ大使が試飲会

 日本ではあまり知られていないアンゴラコーヒーを味わって――。10月18日、前橋市の結婚式場「アメイジンググレイス」に駐日アンゴラ共和国 特命全権大使、テオドリンダ ロドリゲス コエーリョさんが訪れ、特産物であるコーヒーの試飲会を開いた。市内のコーヒー店やレストラン、スイーツ店のオーナーら30人が、初めてのアンゴラコーヒーの味と香りに酔いしれた。

かつては世界第3位の輸出国

 アフリカ南西部にあるアンゴラ共和国。主要輸出産物には石油、ダイヤモンドと並び、コーヒーがある。1970年代には世界第3位のコーヒー輸出国だった。

 「アンゴラ産のコーヒーは香りが良くて美味しい。ほとんどはポルトガルやモロッコ、スペイン、ベルギーなどヨーロッパ方面へ輸出しています。日本の皆さんにもその味を紹介したくて、今回の試飲会を開きました」とコエーリョ大使。

 

▲写真右がコエーリョ大使

▲ハンドドリップで淹れる

 アンゴラ共和国では18州のうち11州で、ロブスカ種とアラビカ種のコーヒーを生産している。試飲会では2つの品種の飲み比べをした。

 「アンゴラコーヒーはベールに包まれていたが、ロブスカ種は力強く、アラビカ種は良い酸味がある。浅煎りで果実感を出してみたい」と参加者の一人、ロブソンコーヒーを経営する山本誠さん。

 ナウネバーコーヒーの社長、アジズ・アフメッドさんは「初めて出会う味。コーヒー豆をいただき、研究してみたい」と意欲的。

▲ロブソンコーヒーの山本社長

▲本業は映像。イベントでコーヒーショップを出店するアジズさん

 会場である「アメイジンググレイス」の母体、五洲園(萩原隆史社長、埼玉県本庄市)は今年創業140年を迎える。

 「記念の年に素晴らしい試飲会ができた。これを機に、前橋市内のコーヒーショップと一緒にイベントを開き、アンゴラコーヒーを広めていきたい」と萩原社長は話す。

▲アンゴラ共和国の国旗を持つ萩原社長