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前橋版電子通貨「めぶくPay」
12月20日から運用開始

2023.10.08

前橋版電子通貨「めぶくPay」
12月20日から運用開始

前橋市内でお金のように使える電子通貨「めぶくPay」が12月20日から運用される。既存の電子決済サービスのようにスマートフォンで買い物や食事、各種サービスの提供が受けられる。利用者には最大1万1500円分のポイントが与えられ、利用店舗は当面、決済手数料の負担がない。加えて、既存の電子決済サービスではシステムを運用する海外や都内の企業や金融機関に集まるデータが地域に残る利点がある。

最大1万1500円分のポイント

めぶくPayはスマホで「めぶくアプリ」をダウンロードして「めぶくID」を発行、利用を登録する。銀行口座やクレジットカードからお金をチャージすると、市内の加盟店でQRコードによる決済ができる。

利用を促進するため、市は登録者全員に登録方法により1000ポイントまたは1500ポイントを付与するほか、抽選で1万人に1万ポイントを付与。1ポイント1円で利用できる。

さらに、出産・子育て応援給付金(各5万円分)をめぶくPayで給付するのをはじめ、他の公的給付金も順次対応していく。

加盟店の負担ゼロ、25日に募集説明会

加盟店は前橋市内に店舗や事業所のあることが条件。電子決済やクレジット決済で通常、店側が負担する数%の手数料も当面は市が全額負担する。

市は昨年実施したプレミアムキャンペーンに参加した1700店舗上の加盟を目指している。10月25日に前橋プラザ元気21で加盟店募集説明会を開く。

めぶくPayは前橋市と民間会社でつくる「めぶくグラウンド株式会社」が運営する。

▲「めぶくPay加盟店を広げたい」と副市長の大野誠司さん

福田尚久取締役は「絶対に盗めない領域に鍵がかかっている。世界で最も安全安心な決済システム」と強調するとともに、データを地域で活用することで事業や行政でさまざまなサービスが展開できるとした。

将来的には予約時に支払いができるワンクリック決済や個人間の送金、顔認証決済ができるようにしていく構想を明らかにした。

▲めぶくPayの安全性をパネルを使って説明する福田さん