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前橋・中央通りに“春一番”
無印良品、手紙舎が続々進出

2023.01.24

前橋・中央通りに“春一番”
無印良品、手紙舎が続々進出

前橋・中央通りに話題の小売店が相次いで進出する。雑貨や衣料品の「無印良品」が2月10日に開店。紙や布のポップな雑貨や書籍で女性に人気の「手紙舎」は2月下旬の開店を目指し改装工事を進めている。ともに空き店舗への出店。ブランド力の高い2つの店舗の進出により、中心街の「めぶく。」動きが加速すると期待されている。

コワーキングスペースも誕生

無印良品は長く家具や漆器の専門店だった「足利屋」1階(約130平方㍍)に出店する。店名は「無印良品 前橋中央通り商店街」。前橋市内にはけやきウォーク前橋内のテナントと前橋赤十字病院跡地に昨年4月開店した大型店があり、3店舗目となる。

中央通りへの出店に向けて、出張販売を繰り返し売れ筋を探ってきた。中心街に少ない日用品に特化した店となる。店長の下田香絵さんは「地域の人に愛され、地域の魅力を発信できる店にしたい」と話している。

▲急ピッチで開店準備が進む「無印良品 前橋中央通り商店街」

店舗2階は時間貸しのコワーキングスペース「前橋リビングラボ」が入る。大阪から昨年Uターンした本橋豊さんが運営。約80平方㍍で、最大25人収容できる。「首都圏からUターンしたり、新たに拠点を設けて仕事をする人の需要は高い」と見込んでいる。

▲無印良品2階に入るコワーキングスペース「前橋リビングラボ」

ポップで遊び心いっぱい

手紙舎のブランドで都内と台湾に雑貨店や書店、カフェを6店舗展開する手紙社(東京都調布市)は交流スペース「comm」の半地下を使う。昨年4月にイベントを開き、5月には広瀬町にオンラインショップの配送機能を持った事務所を開設するなど、準備を進めてきた。

北島勲社長は前橋高出身。「前橋の中心街は青春の思い出が詰まった場所。出店する建物はレコード店で、よく通った」と出店の背景を説明。中心街の動向を注目しており、「白井屋ホテル誕生後の『めぶく。』情報を聞いている。ムーブメントに乗り、一緒に盛り上げていきたい」と話している。

手紙社は2008年、雑誌編集者をしていた北島氏が起業した。作家やイラストレーター、テキスタイルデザイナーと連携したポップで遊び心いっぱいの紙や布を使った手帳、手ぬぐい、包装紙や雑貨を商品化し根強いファンを獲得している。

 

▲昨年4月、前橋で行われた「手紙舎」のイベント

▲「手紙社」の社長、北島さんは中央通りに思い入れがあるという