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真空ジェシカ4年連続決勝
M-1 20 代目の王者へ

2024.12.07

真空ジェシカ4年連続決勝
M-1 20 代目の王者へ

 若手漫才師日本一を決める「M-1グランプリ2024」の決勝進出9組が発表され、真空ジェシカは4年連続で出場、悲願の優勝を狙う。ネタ作りとボケ担当の川北茂澄さんは甲子園で史上初の完全試合を達成した群馬県立前橋高校の主将、川北茂樹さんの長男。慶応ボーイの親子2代で偉業達成なるか―。

川北さん親子、書籍とネタで奮闘

 真空ジェシカは川北さんが慶応大、ツッコミのガクさんが青山学院大で学生芸人として活動、大学在学中の2011年に結成した。
 M-1には2015年から出場、2021年から3回続けて決勝に進出した実力派。順位も6位タイ、5位タイ、5位と確実に上げており、20回目の記念大会で一気に王座に駆け上がれるか注目される。

▲独特のボケで人気の川北さん(Xより)

 川北さんは1989年、埼玉県生まれ。中学生時代からお笑い芸人を目指していた。父親譲りで趣味は野球観戦。2002年のセンバツ甲子園に前橋高が出場した際は、親子でアルプススタンドから声援した。

▲11月に前橋市立図書館で講演した川北さん

 父親の川北茂樹さんは高校時代を回顧した『昭和高校野球物語-前高 完全試合のキセキ-』を今年3月に出版、一足先に夢を実現させている。決勝進出の一報を聞き、「正直、今年は厳しいと思っていましたが、本人たちはコツコツと準備をして臨んだようです。4回目となると、周りの見方も決めつけられがちですが、それをはねのけて、今年の真空ジェシカをやりきってもらいたいです。最終3組に残ってもらえれば」とエールを送っている。

▲書店で好評発売中の『昭和高校球児物語』

M-1、1万組超が参戦

 M-1は2001年から始まり、途中の休止を挟み、今回で20回目。プロ、アマ問わず結成15年以内のユニットが出場できる。歴代優勝者には初代の中川家をはじめサンドウィッチマン、ブラックマヨネーズがおり、トップへの登竜門となっている。
 今回は史上最多の1万330組がエントリー、8月から予選を行ってきた。決勝は12月22日にあり、準決勝を勝ち抜いた9組と当日にある敗者復活戦の勝者1組の計10組で争われる。優勝賞金は1000万円。
 決勝進出者はママタルト(サンミュージックプロダクション)、令和ロマン(吉本興業)、ジョックロック(吉本興業)、真空ジェシカ(プロダクション人力舎)、エバース(吉本興業)、トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)、ダイタク(吉本興業)、ヤーレンズ(ケイダッシュステージ)、バッテリィズ(吉本興業)。

※画像は©M-1グランプリ事務局