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群馬県庁がフランス一色に 
「ぐんまフランス祭」22、23、24日開催

2024.11.13

群馬県庁がフランス一色に 
「ぐんまフランス祭」22、23、24日開催

 フランスの美味を味わい、雑貨を購入し、マジックを楽しみ、フランス車に触れる。「ぐんまフランス祭」が11月22、23、24日、群馬県庁舎1階県民ホールと県民広場で開かれる。2010年に第1回が行われ、今回で12回目となる息の長い人気イベント。主催者である群馬日仏協会専務理事、梅津宏規さんは「フランスと群馬の歴史的なつながりや、フランスの本当の良さを知ってほしい」と話す。

食から文化を感じて

 「明るく楽しい南フランスのマルシェの雰囲気を再現します」と、19歳から26歳まで南フランスで暮らした梅津さん。ぐんまフランス祭では、飲食エリアに21店舗、物販エリアに13の店舗や施設が並ぶ。

 食品は、日本風にアレンジしていない本場のフランスグルメだけを集める。「例えば、バゲット。フランスでは材料や製法、長さまで規定がある。それにのっとったものを出品してもらいます。食から文化を感じ取ってほしい」

▲ぐんまフランス祭の仕掛け人、梅津さん

 ボルドー地方のカヌレ協会認定証「ディプロム デュ コルドン」を持つ「パティスリー アン」(前橋市)のカヌレや焼き菓子、北フランスの農業生産組合と共同開発した「タカナシ販売」のカマンベールチーズ、南フランスの高級食材店「メゾンプレモンド1830」のオリーブオイルやジャムも見逃せない。

 ぐんま名月を使ったシードルや本場フランスから直輸入のシードルなど、飲み比べも楽しそうだ。

▲タカナシ販売のカマンベール

▲パティスリー アンの焼き菓子

直輸入のカゴバッグやアクセサリー

 物販エリアでは、フランスの職人が作るカジュアルなアクセサリーやストール、フランスの学校でオートクチュール刺繍を学んだ「ラトリエリュバン」(前橋市)店主、金古紀子さんによるバッグなどを販売する。

 梅津さんが出品するのはカゴバッグ。「フランスのマルシェでは皆さん、カラフルなカゴバッグを持って買い物に来ます。数年前、フランスに行ってカゴバッグを取り扱っている問屋を探して契約し、このイベントのために直輸入しています」という。

▲繊細なフランス刺繍が施されたラトリエリュバンのバッグ

▲蚤の市に並ぶようなアクセサリー

▲まずはこのカゴバッグを購入し、食材を買う人も多いという

 フランスのマルシェの雰囲気を演出するため、音楽の生演奏やマジックショー、似顔絵描きなども用意される。

 前橋女子高音楽部のOGからなるミュージカル劇団「A-ile」は24日11時30分と14時からの2回、フランスをテーマにしたミュージカルショーを行う。

▲3日間に渡り、演奏を行う「フレンチカフェ」

 「群馬県とフランスは生糸によって江戸時代からつながりを持ち、富岡製糸場はフランスからの技術指導によって建設されました。いかに古くから深い交流があるかを物語るブースも設けています」と梅津さん。

 憧れの国、フランスを身近に感じられるイベントになりそうだ。

第12回ぐんまフランス祭2024
日時:11月22日(金)、23日(土)、24日(日)10時~18時(最終日は17時まで)
会場:群馬県庁舎1階県民ホール、県民広場
主催:群馬日仏協会 http://www.fj-de-gunma.com/