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読み聞かせ続けて半世紀
萠えぎの会が記念おはなし会

2024.06.13

読み聞かせ続けて半世紀
萠えぎの会が記念おはなし会

前橋市を拠点とする絵本の読み聞かせボランティアグループ「萠えぎの会(猿木尚子会長)」が結成から半世紀を迎えた。歩みを伝える「50周年記念おはなし会」を6月29日、前橋こども図書館で開く。「時代が変わっても読み続けられてきた絵本の魅力を次の世代の子供たちに伝えていきたい」と参加を呼び掛けている。

前橋こども図書館で6月29日

萠えぎの会は「女性の生き方」をテーマとした前橋中央公民館の講座を受講した10人が集まり、1974年に発足した。絵本の読み聞かせをはじめ、紙芝居やわらべ歌にも取り組んでいる。前橋こども図書館での定例会に加え、保育施設や高齢者施設へも出張、2023年度は48回の会を開いた。

会員は25人。最年長、93歳をはじめ3人が発足当時から活動している。

▲前橋こども図書館で開く定例の読み聞かせの会

記念おはなし会では50年の歩みを振り返るとともに、絵本の読み聞かせや紙芝居、手遊び歌を披露し、参加する親子とともに楽しい時間を過ごす。

91歳の西脇美代子さんも元気に参加、昔ばなしの語りを担当する。

▲こど園に出張してのおはなし会

▲手作りのパネルシアターを使った読み聞かせも好評

初代会長を務めた母親の敦子さんに習って大学生時代から活動している猿木会長は「会員一人一人が子供や家族の笑顔を見ることが好き。絵本を介しての親子の豊かなコミュニケーションのきっかけを作っていけるよう、地域に根差した活動を目指し、より多くの方々に絵本との出会いを届けていきたい」と会のさらなる発展を願っている。

萠えぎの会創立50周年記念おはなし会

・日時 6月29日(土)
午前の部・11時~11時45分
午後の部・14時~14時45分
・会場 前橋こども図書館おはなし広場(前橋市本町2-12-1)
・参加 無料
・定員 各70人