interview
聞きたい
【聞きたいマサ小浜さん2▶︎】
最初に弾いたのはアリスの曲
アルバム引っさげ故郷で凱旋公演を
2022.07.02
3回のグラミー賞作品にギタリストとして参加し、スティービー・ワンダーや矢沢永吉といった国内外のレジェンドと共演してきたマサ小浜さん。ギターの原点は前橋にあった。
―ギターを始めたのはいつからですか。
「前橋二中時代に同級生の家に遊びにいったら、彼のお兄さんがギターを持って現れ、アリスの曲を弾いてくれたんです。感激しましたね。ギターって何てかっこいいんだって思い、すぐに煥乎堂に買いに行きました。
最初に自分が弾いたのもアリスの曲でした。サザン、甲斐バンドなんかも弾きました(笑)
しばらくして、桑田佳祐さんが憧れていた黒人音楽に興味を持つようになり、BBkingやジミヘンなどをよく聴くようになりました。
もちろん、レッドツェッペリン、ビートルズやストーンズといった王道イギリスロックも聴きましたよ」
―ギターに明け暮れた青春時代でしたね。街中にレコード屋さんもありましたね。
「そうでした。とにかく前橋にいた時代は毎日のように街中に繰り出して、レコードを買ったり、友人たちから借りたりしました。たくさんの音楽を貪欲に聴きまくっていましたよ(笑)。毎日が新たな発見。楽しかったなー」
―なかなか帰省できないでしょうが、故郷にはどんな印象を持っていますか。
「中学、高校と本当に楽しかったです。きれいな赤城山に見守られながら、前橋の持つ適度な自然と都会感がとてもバランスがよく、文化的にも精神的にもサイコーの環境でした。故郷でもありますし、前橋大好きです」
―好きな前橋グルメは?
「もちろん、焼きまんじゅうです。毎日でも食べたい。こんな美味しいのに群馬以外の方に知られていないのが悔しいです(笑)」
―初の個人アルバムが好評です。故郷へ凱旋ライブしませんか。
「そうなんですよ。なぜか前橋で演奏したことが高校時代以来ほぼなくて。
AIさんのツアーで2度、ベイシア文化ホールで演奏しましたが、それ以外はないです。
せっかく、アルバムも出したことですし、前橋での公演の機会があればうれしいですね」
まさ・こはま
前橋二中―前橋高―青山学院大卒。1990年代から2000年代半ばにかけてロサンゼルスで活動、5人目のビートルズと呼ばれるビリー・プレストンやスティービー・ワンダーらと共演した。
東京へ拠点を移し、EXILE、AI、矢沢永吉らのレコーディングやライブに参加している。2021年1月、『MASA’S FIRST TAKE』をリリースした。