interview
聞きたい
【聞きたいオグラユウタさん2▶︎】
群馬最強のバンド、歴史に残るライブ
大きな夢を持って
2022.05.27
2019年、FOMAREに加入したオグラさん。これまでの活動の中で、思い出に残っているできごとやほかの2人のメンバーについて。また、今後の目標を聞きました。(取材/阿部奈穂子)
運命を変えた一本の電話
―FOMAREに加入した経緯を教えてください。
2016年ぐらいからFOMAREのサポートをやりつつ、自分自身、違うバンドもやっていました。
2019年5月、FOMAREのドラマーが脱退することになり、カマタから電話がかかってきた。「もう1度、サポートお願いしていいっすか」みたいな感じで。
「どこ?」って聞いたら、47都道府県を全部周ってほしいって言われました。その時は嬉しくて……。高崎の井野で1人暮らししていたのですが、落ち着かなくて部屋中を謎に歩き回りながら電話を受けていました。
当時、自分は就活中でした。バンドだけで生活するのはやはり難しい。でも、仕事をしながらでも音楽はできるし、カッコいいバンドもできると思っていました。
―それがどうして、FOMAREに?
2016年に自分はサポートでしたけど「2016/風/雨の日も風の日も」というシングルを一緒に作って、CDをかなり聞き込んでいまして、そのシングルのツアーも何本かサポートで回りました。
カマタの電話がきっかけで、就活の合間を縫って、30カ所ぐらい周ったんです。それでメラメラ闘志が湧いたというか。FOMAREで頑張ろうと決意しました。
シンスケもカマタも大好きです
―正式メンバーになってまず出会った感動的なできごとは?
加入のライブが新木場のスタジオコースト。二発目のライブが幕張メッセでレッドライン。1万人入る規模です。奥が見えないという、すごい不思議な感じを味わいました。
今までそんな大規模なライブやったことなかったので(笑)。こんなすごいところでライブできるんだと感動していたのもつかの間、3カ月後にはコロナ禍になっちゃった。それが一番でかい衝撃です。
加入してわずか3カ月でライブできなくなったんで、活動は定期的にミーティングするぐらい。そのあと「目を閉じればe.p」を出しました。
J-WAVEで「THE KINGS PLACE」というラジオ番組は、コロナ禍でも毎週やっていました。
―高崎発のバンドというイメージが強いのですが。
自分は前橋出身だし、他の二人は伊勢崎出身。僕たちが出逢い、育ててくれたのが高崎のライブハウスだったりするので。高崎発と言っています。
―オグラさんはFOMAREのほかのメンバーより2歳年上。アマダシンスケさん、カマタリョウガさんはどんな人?
シンスケは、センスがよくて器用。あと本当に友達想いだと思うことがあります。なぜかいまだに自分に敬語を使うんですけど、一緒にいて面白くて楽しいです。メンバーながらリスペクトしています。
カマタはアイデアマンで発想がパッと出てくるのがすごいと思う。酒癖は悪いんだけれど、そこも含めて好きです。バイタリティー溢れる人だなと思ってます。
―目標はなんでしょう。
群馬を代表するロックバンドになりたいですね。
それ以前に、いまはライブが少しずつ復活し、演奏できる喜びをかみしめている感じ。10月22日にGメッセでFOMARE史上最大キャパとなるフェス『FOMARE大陸』をやるので、それに向けて今はがんばっています。
おぐら・ゆうた
1994年12月、前橋市生まれ。共愛学園高卒。2019年、FOMAREに加入。FOMAREで好きな曲は「愛する人」「かわらないもの」。