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前橋のまちづくりに感心 
台湾・台東県幹部が視察

2026.04.02

前橋のまちづくりに感心 
台湾・台東県幹部が視察

 台湾南東部の台東県政府の幹部が3月29、30日の1泊2日で前橋市を訪れ、民間主導で進む中心市街地のまちづくりを視察した。前橋市は地域創生の先進地として台湾でも注目されており、課題となっているオーバーツーリズム対策のため日本視察の日程に組み込んだ。

国際芸術祭に強い興味

 台東県は台湾の先住民(原住民)が多く暮らし、スローフード文化が根付く地域。一方で、近年は観光客の集中によるオーバーツーリズムが課題となっており、地域内ににぎわい拠点を整備して人の流れを分散させる取り組みを模索している。

 視察には王志輝副県長や教育長、観光部門の担当者ら21人が参加した。

 一行は前橋まちなかエージェンシー代表理事の橋本薫さんの案内で市中心部を巡回した。アートを生かした再生で知られる白井屋ホテル、前橋ガレリアを見学、9月に開幕する第1回前橋国際芸術祭に強い興味を示した。

▲弁天通りにある「わがじゃん」

 レトロな雰囲気が残る弁天通りでは駄菓子店「わがじゃん」を訪れた。子供たちの居場所づくりに取り組む店主、我妻浩之さんの姿勢にふれ、「地域に根差した温かい活動だ」と感心した様子だった。

広瀬川のサクラが歓迎

 昼食は白井屋ホテルでとり、夕食には焼き肉料理も堪能した。ちょうどサクラが満開を迎えるころで、広瀬川河畔を散策し、写真を撮り合っていた。

 参加者の一人は「経済合理性だけでなく、地域のために温かい気持ちで動いている人が多いことに感銘を受けた」と話し、今後の地域づくりへの参考に意欲をみせた。

▲前橋文学館近くで記念写真