interview
聞きたい
前橋空襲から79年 一斉慰霊
神社、寺院、教会で8月5日
2024.08.02
市街地の8割が焦土と化し、535人の尊い命が奪われた1945(昭和20)年8月5日の前橋空襲から79年。犠牲者を慰霊し、惨劇を後世に語り継ぐため、8月5日、市内の神社、寺院、教会で一斉慰霊が開かれる。16時50分、鐘や太鼓を一斉に鳴らし、このうち7施設では参列者を迎えて慰霊する。
7施設で講和や説明会
犠牲者の鎮魂を祈り「永遠の平和」を祈念するため、宗派の枠を超えて慰霊にあたる。前橋市内のすべての寺院、市街地にある神社と教会が参加する。
7施設では16時から各施設の代表による講和が始まり、前橋学市民学芸員が空襲について説明する。
一斉慰霊に先立ち、5日13時から「まちなか神社・寺院・教会バスツアー」を行う。参加者は中心街の施設をガイド付きで散策しながら前橋の歴史を学習、終了後は一斉慰霊に参加する。
「空襲体験記」を朗読
「市民が語る前橋空襲2024」と題した街角朗読会は8月5日をはじめ原爆を投下された日など合わせて4日間開かれる。
前橋市在住の演劇プロデューサー、中村ひろみさんが2015年から続けている。
今回は立川町通りにある「6.11スタジオ」前で『街角の証言 市民が語る前橋空襲』や『戦災と復興 前橋市』を朗読する。見学無料。飛び入り参加も歓迎で、中村さんは「前橋のまちなかにいたっては100%近く焼け野原となりました。体験記を一緒に読みませんか」と参加を呼び掛けている。
前橋空襲一斉慰霊実施7施設
前橋神明宮(前橋市千代田町1-13-16)
前橋八幡宮(前橋市本町2-9-21)
正幸寺(前橋市三河町1-19-37)
龍海院(前橋市紅雲町2-8-15)
長昌寺(前橋市紅雲町1-9-14)
前橋カトリック教会(前橋市大手町2-14-6)
前橋ハリストス正協会(前橋市千代田町1-4-22)