みんなが幸せになれる町中華
お多幸

噂を聞いてやってきました。「安くて、旨くて、幸せになれる町中華がある」と。噂以上でした。

ラーメンが500円でお釣りが来る。冷やし中華は１年中やっている。こんな店、あったのですね。

大好きなつけ麺もあって悩みましたが、こういう時はサービス品である「本日のランチ」で決まり。味噌ラーメンとミニチキンソースカツ丼のセットでした。ソフトドリンクも付いてきます。

味噌ラーメンは器こそ小さめですが、中身は通常サイズ。炒められた豚肉、ニンジン、モヤシ、ニラとコーン、ワカメが乗っています。正統派です。

白味噌が主体でしょう。ほんのりニンニクとショウガの香り。野菜の甘味が加わり、全体にまろやか。早めに黒コショウと七味を加えました。

麺は中太の縮れ麺。味噌には一番相性がいいでしょう。スープがよく絡みます。カンスイ少なめで、癖がない。ラーメンもこの麺を使うとか。万能選手ですね。

カツ丼は厚めに揚げた鶏の胸肉が２個。ソースに絡まってしっとり、柔らか。ご飯の上にキャベツが敷かれ、ソースが染みています。これがいい。

店内の提灯に「餃子」と書かれています。自信作なのでしょう。追加注文します。パリッと焼かれた小ぶりが６個。野菜多めであっさり系です。

開店して半世紀。「ほとんど値段はそのまま。内々でやっていますからね」と女将の宮西静枝さん。厨房では息子さんらしき若い男性が鍋を振っていました。しばらく安泰ですね。