gourmet

食べたい

お好み焼はやし 
とろり広島風に降参

2026.03.27

鉄板の前に40年

 前を通るたび、白いのれんが気になっていました。

 店に入ると、カウンターの中では大きな鉄板に向かった大将が黙々と手を動かしています。肩肘張らない空気で居心地がよさそう。

 席に着いてレモンサワーを頼むと、まず出てきたのは煮物のお通し。大根やこんにゃくに味がしみ、最初の一杯をやさしく受け止めてくれます。

 「40年以上かな、長いのは長いのよ」と女将さん。常連が多いのも、ひと口で納得です。

▲お通しの煮物

 最初に頼んだのは明太子もんじゃです。鉄板にのせる前から、色合いがやわらかい。ソースの強さで押すのではなく、だしのまろやかさで食べさせるタイプだと見てわかります。

▲明太子もんじゃです

 キャベツと明太子を炒め、細かく刻み、土手を作って汁を流し入れる。じゅっと広がる音までごちそうです。

▲もんじゃづくりは得意分野です

 口に運ぶと、期待通りのやさしい味です。明太子はしっかり入っていて、ぷちぷちした食感が続きます。濃すぎず、でも物足りなくない。そのさじ加減が絶妙でした。

▲おこげも美味しい

焦げ目がうまさを連れてくる

 続いて看板の、広島風ジャンボを注文。こちらは大将にお任せです。待つ間に「菜花をゆでたの、食べて」と一皿出してくれました。こういう気さくなひと手間がうれしい店です。

▲うれしい一皿

 運ばれてきた広島風ジャンボは、丸い皿いっぱい。高さを盛るのではなく、お好み焼き生地、焼きそば、卵がきれいに重なった一枚です。ソース、マヨネーズ、ケチャップがかかり、青のりとかつお節の香りが立ちます。

▲お好み焼きジャンボには焼きそばと焼きうどんがあります

 中はとろりとして、ところどころ焼きそばの焦げた部分が顔を出し、それがいいアクセント。大きそうに見えたのに、二人でぺろりと食べてしまいました。

▲6等分に切り分けてくれています

 壁には武田鉄矢さん来店の写真。映画のロケで前橋に来た際、4回も立ち寄ったそうです。気に入って通いたくなる気持ち、よくわかりました。

▲武田鉄矢さんもお気に入り

店舗情報

お好み焼 はやし

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027-253-6741
住所 前橋市大友町3-6-1
営業時間 17時30分~22時30分(目安)
定休日 不定休(日曜は予約のみ営業)