gourmet

食べたい

米とおにぎりmaroちゃん
愛情たっぷり母の味

2025.07.25

山形のお米日替わりで

　コンテナのようなかわいいお店ができました。店名通り、山形県産のブランド米とおにぎり、手作りの惣菜を扱う持ち帰り専門店です。

　入口の看板に「本日のおにぎりのお米はコシヒカリ」とありました。甘みと粘りが特長とか。具のない塩をはじめ５種類。全部いただきます。

　お惣菜は玉子焼きにキンピラ…。どれも美味しそう。日替わりを含めこちらも全５品購入しました。

▲にぎりたてのおにぎりがずらり

▲この日あった５種類すべて。右が塩

　ナメコと豆腐の味噌汁を作って、２人で素朴にして豪華な昼食をいただきます。

　まずは塩から。米の甘みが際立ちますね。塩加減もいい塩梅。柔らからず、硬からず。握り方も申し分ありません。これは旨い。

　おにぎりはほかに梅、しいたけ昆布、シャケと焼きたらこ。「お米を食べてほしいから」と具は至ってシンプルなものにしているそうです。

▲おかずもすべて並べると、こんな風に

　日替わりの惣菜はナスの油淋鶏と初めて見た山菜と油揚げの和え物でした。「ミズといって東北の沢や湿地の近くに自生する山菜です。いまが旬ですよ」。店主の平野るみさんが教えてくれました。瑞々しく、シャキシャキした独特の食感がいいですね。

▲緑色の山菜がミズ。きれいな水辺の近くに自生します

　玉子焼きはふんわり。キンピラはニンジンもゴボウも平たく切られ、さつま揚げも入っていました。自家製のお新香にはキュウリ、タクアンにミョウガまであり、これで30円。うれしいですね。

▲ナスの油淋鶏。ご飯によく合います

▲美味しいお米も販売しています

　店は平野さんと長女で６月に開店しました。肝心の米は次女が山形県で栽培しています。「はえぬき」や「雪若丸」、それとオリジナルの「maroちゃん米」が並び、２㌔から販売しています。

　店名にもなっている愛犬のmaroちゃんはいまは亡き平野家の三女。3姉妹でお母さんを盛り立てています。