木の小屋
赤城南麓 豚肉料理の名店

　巨大すぎるもつ煮の店です。3年前に偶然立ち寄り、「男の意地がある」とか言って、よせばいいのにミニではなく通常のもつ煮定食を注文して撃沈しました。
　学習能力はあるので、この日はミニカツ定食セットを念のため半ライスでお願いしましたが…。

　セットには蕎麦かうどんが付き、冷たいもり蕎麦にしました。細長いざるに入っているので、少なそうですが普通に１人前あります。色黒の田舎風ながら細打ち。刻み海苔をたっぷり掛けていただきます。

　主役のカツも山盛りのキャベツとの対比で小さく見えますが、これまた普通サイズ。ご飯も半ライスの“大盛り”でした。蕎麦が付くのに味噌汁まで。

　「また、やっちゃったかな」と弱気な自分。でも、隣の年輩夫婦が普通盛りという名の山盛りご飯を涼しい顔をして食べているので負けられません。

　カツにたっぷりソースを掛けてご飯にオン。ちょうどいい厚さで柔らか。ロースの脂身が旨いですね。

キャベツはニンジンドレッシングとソースを交互に。いい口直しになります。そして、カツへ。

　ナス、ネギ、ワカメの素朴な味噌汁に小鉢の切り干し大根もいい味しています。ご飯が柔らかめなのが助かります。何とか完食。ごちそうさまでした。

　食後にコーヒーがセルフでサービスとなりますが、もう口に入りません。会計を済まし、ご主人の深澤利夫さんとしばし雑談します。もつ煮は「ハサミを貸して」というお客さんがいたため、幾分小ぶりになったとか。今度試してみましょう。

　最後に「美味しかったです」とお礼を言うと、「肉屋がいい肉を提供してくれるから旨いんだよ。俺の腕じゃない」と照れ臭そうに謙遜していました。