ビストロ欅
ワンプレートで豪華な肉料理

半世紀にわたって前橋・五差路付近で働く人たちに愛され、惜しまれつつ８月に閉店した「いーぐる」の跡地に新たにビストロが誕生しました。

「鶏もも肉のコンフィが最高だった」と教えてくれた肉のプロの情報を楽しみにランチに行きましたが、ディナーのみとか。気を取り直して、ワンプレートで出されるチキンをジンジャー味でお願いしました。

低温のオリーブオイルで煮るコンフィではなく、ソテーでしたが、皮がパリパリしていて美味しそう。これはこれでいいかも。

プレートには彩りの美しいサラダに野菜を煮込んだラタトゥイユ、ジャガイモの冷製スープ、ビシソワーズのカップが配置されています。ライスの上にはフライドオニオンが乗り、野菜たっぷり。１品ずつ提供されたら、フルコースのような豪華さです。

ベジファーストで野菜をいただいてからメーンに。見た目以上の美味しさです。皮の脂が身に染みてしっとり。これは焼き方が素晴らしく上手ですね。

名物はハヤシライスのようで、隣の席の方も注文されていました。褐色のとろりとしたソースがたっぷり。牛肉が柔らかそう。一口食べたいな。

シェフの萩原達也さんに聞きましたら、２週間かけて牛骨が溶けるくらいになるまで煮込んだデミグラスソースを使うそうです。次は決まりですね。

新しく出店したのは飲食店のリフォームを手掛ける会社。オーナーの河村悠史さんは「53年間頑張ってきた『いーぐる魂』を継承し、地域に愛される店にしたい」と張り切っています。