デパ地下で人気の餃子専門店
餃子のあかぎ

スズラン前橋店の地下にある餃子専門店です。一口サイズで野菜多めのあっさり味。テナントの入れ替わりが激しいデパ地下にあって、52年間営業しているのは根強いファンに支持されている証拠。多い日は１日300人前売れるそうです。

開店以来、店を任されているのは清水哲雄さん。本社・工場のある高崎市新町から餡と皮を持ち込み、店内で１個ずつ丁寧に包みます。餡は１個当たり18㌘。「計量しなくても誤差は出ないね」。さすが職人。

売れ行きを見ながら順次焼いていきます。焼き立てを提供するためです。鉄板に油を引き、生餃子を置いたら油を少量かけ、水をかけまわして一気に蒸し焼きにします。「熱湯ではなく水の方がカラッと焼き上がる」と教えてくれました。

８割方火が通ったら、１人前ずつ焼く位置を変えていきます。火力の強い所と弱い所があり、均等に焼くため。細やかな配慮が美味しさの秘訣ですね。

焼餃子と生餃子に加え、餡と皮が入ったお得な材料セットがあります。家で包めば焼き立てを味わえるわけです。皮は33枚入り。いつも数枚余り、ワンタンにしたり、鍋料理に入れ美味しくいただきます。

安くても素材は厳選しています。野菜も豚肉も県産が中心。小麦粉も良質なものを使っているそうです。皮は中の餡が透けるほど薄めながらモチモチ。ニンニクは少なめでショウガがほんのり香ります。

清水さんの教え通り焼いてみました。うまく焼けました。焼き立てをパクリ。さっぱりして、いくつでも食べられそう。ビールに最高。