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滝川一益公偲ぶ「長昌寺能」
12月7日に前橋市民文化会館

2026.11.08

滝川一益公偲ぶ「長昌寺能」
12月7日に前橋市民文化会館

 戦国時代、前橋市の長昌寺で上州初の能を上演したとされる織田家の武将、滝川一益を偲ぶ「第11回長昌寺能」が12月7日、昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)で開かれる。新作謡『下天の夢(げてんのゆめ)』を上演するほか、NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で滝川一益を演じる俳優の猪塚健太さんによるスペシャルトークライブも行われる。

猪塚健太さん一益を語る

 猪塚さんは開演前に登場し、滝川一益について語る。映画やドラマ、舞台で活躍する猪塚さんが、演じる人物ゆかりの地でどのような話を聞かせるか注目される。

 公演では、織田信長が好んで舞ったとされる能『敦盛』の有名な一節をタイトルにした新作謡『下天の夢』を披露、高崎市出身の下平克宏さんが演じる。

▲下平克宏さん

 神流川合戦から100年後を舞台に、一益の供養を続ける中で亡霊が現れ、本能寺の変以降の無念を語る。長昌寺能の第10回を記念して制作された新作で、今回は後段部分を上演する。

野村萬斎さん親子が共演

 狂言『佐渡狐』では野村萬斎さんが間に入って取り次ぎや助言をする奏者を務め、長男の野村裕基さんが佐渡の百姓役となる。

▲野村萬斎さん

 最後を飾る能『善界(ぜがい)』は下平さんと大槻崇充さんが出演する。下平さんは唐の天狗の首領・善界坊、大槻さんは愛宕山の太郎坊。観世流シテ方の藤波重彦さんが後見を務める。

上州の能発祥の地、長昌寺

 長昌寺は群馬県における能発祥の地とされる。織田信長の命を受けて上野国に入った滝川一益は、厩橋城を拠点に上野国の支配を進め、1582(天正10)年6月には長昌寺で本格的な能興行を行った記録が残る。武将としてだけでなく、能を通じて上野国の諸将と交流した一益の歴史を伝える公演となる。

第11回長昌寺能

・日時 2026年12月7日(日)
18時開演(17時開場)
・会場 前橋市民文化会館大ホール
前橋市南町3-62-1
・チケット SS席8000円、S席6000円、A席4000円