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赤城・小沼の水位戻る
山頂部に恵みの雨続く

2026.08.18

赤城・小沼の水位戻る
山頂部に恵みの雨続く

 2025年夏から深刻な渇水が続いていた赤城山・小沼の水位が回復、以前のような豊かな水量をたたえている。6月以降、山頂部は雨の日が多く、降水量が多かった。手つかずの自然が残る小沼。生態系への影響が懸念されていただけに、地元住民やハイカーはほっとしている。

粕川への放水できず

 小沼は赤城山の噴火で生まれた標高1470㍍にある火口湖。流入する河川はなく、水源は雨水と湧水に限られている。南岸に水門と水路が設けられ、粕川の水源の一つとなっている。

 前橋新聞mebuku 取材班が今年5月下旬に現地調査した時、湖水は小沼の周囲に整備された遊歩道から近い地点で10㍍、遠い地点では50㍍も後退し、湖面の一部は干上がっていた。

▲2026年5月の小沼。左手のテーブルよりはるか向こうまで湖水が下がっている

▲現在は遊歩道近くまで湖水が迫る

 湖水が水門まで届かなかったため、例年、田植え用に行っていた粕川への放水ができなかった。

▲2026年5月下旬の水門

▲2026年5月の水路

▲2026年8月17日の水門

▲2026年8月17日の水路

梅雨時から降水量増える

 住民の話によると、7月から徐々に水位が増え、8月にはほぼ遊歩道まで達し、ほぼ通常の水位となっている。

 山頂付近は梅雨時から雨が多く、お盆時期までに集中豪雨に見舞われることが度々あった。気温も上昇せず、雨水が貯まったとみられる。至る場所で山肌から染み出た水がせせらぎのように小沼に流れている。

▲周囲の山から水が流れこむ

▲大雨の影響で倒木が見られる遊歩道

▲コイと思われる魚が泳いでいた

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癒しスポット復活を歓迎

 赤城山頂は今年4月、大沼湖畔に待望の「スノーピーク赤城キャンプフィールド」が開業した。同時に鳥居峠には糸井重里さん率いる「ほぼ日」の「ほぼの駅AKAGI」が誕生。9月19日には観光案内所やカフェを備える「スノーピークランドステーション赤城」がグランドオープンを迎え、観光振興が期待される。

 手つかずの自然が残る小沼は癒しスポットとして親しまれており、関係者は水位の回復を歓迎している。

▲もうすぐ完成するキャンプフィールド

▲観光客でにぎわうほぼの駅