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人にやさしい前橋を映画に
『なないろのまち』が完成
2026.04.28
前橋を舞台にした映画「なないろのまち」が完成、4月28日、前橋シネマハウスで試写会が開かれた。2010年に制作された青春映画「虹の街」の続編。「人にやさしいまちとは、どんなまちですか?」をテーマに、前橋三大祭りや花火大会、赤城山、市内の日常の風景を織り交ぜながら、前橋市民へのインタビューを通じて前橋の未来を模索する。5月16日から29日まで、「虹の街」と2本立て上映される。
前橋シネマで5月16日から上映
生まれ育った前橋を離れ、都内で暮らす出版社勤務の女性が主人公。家族で暮らしていた赤城山で高校時代の放送部の部長と15年ぶりに再開する。
主人公は亡くなった父親がなぜ前橋をこよなく愛したのか探るため高校時代にしていたのと同じように前橋市民にインタビューし、部長は高校時代の夢を思い出したように失われつつある故郷の街並みのドキュメンタリー映像を制作する―。
▲主人公を演じる木暮あかりさん
「なないろのまち」はそんなストーリーを軸に商店主や経済人、まちづくりにかかわる人、市職員ら19人に「人にやさしいまち」を聞き出す場面を挿入して構成している。
前作のキャスト、スタッフ再集合
制作には前作と同じキャストとスタッフが再び参加した。監督は藤橋誠さん。前作で女子高校生役を演じたフリーアナウンサーの木暮あかりさんが主演する。青春映画だった前作から時間を経て、街と人の変化を見つめ直す作品となっている。
▲監督の藤橋さん
深井さんがプロデュース
試写会後には舞台挨拶があり、藤橋監督は「三大祭りを市民の気づきになるような映像表現ができないかと相談を受けたが、『虹の街』の続編という形で、市民のインタビューを埋めながら、あまり物語が強すぎない形で作った」と制作過程を説明した。
2回連続で主演を務める木暮さんは「前作は共愛学園高の1年生。人生がどんどん変わっていく15年だった」と振り返りつつ、「前橋という街を変わったところも、変わらないところも見る機会をいただけて楽しかった」と笑顔で語った。
▲上映後の舞台挨拶
企画・制作を手がけたプロデューサーの深井浩さんは、「人にやさしいまち」をテーマにした理由について、「ハートじゃなくて、お互いの人と人のことを考えられる人たちがいっぱいの街が素晴らしいと思った」と説明。
8年半にわたって毎朝、赤城山頂に車で登っていることにふれ、「赤城山が前橋の財産として、観光地としてやっていけるか、行政と市民と企業家のみなさんと考え仕掛けを作っていただきたい」と観光振興に期待を寄せた。
▲プロデューサーの深井さん
最後は2作品の主題歌『孤星』を作詞・作曲し歌う高橋李枝さんが情感を込めて熱唱した。
▲主題歌を歌う高橋さん


