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教育格差解消 がんばる塾
22歳の男性2人が個別指導

2026.02.05

教育格差解消 がんばる塾
22歳の男性2人が個別指導

 家庭の経済格差によって起こる子供の教育格差を解消しようと、22歳の元大学生2人が塾を開校し奮闘している。2人とも1人親家庭に育ち、塾に通えなかった。勉強の仕方が分からず希望大学に合格できなかった苦い経験を原点に、子供一人一人に寄り添った指導に力を入れる。だれでも塾に通えるよう、授業料は大手学習塾の半額程度に設定、1人親家庭の生徒はさらに半額にしている。

1人親家庭は授業料半額

 前橋市内最大規模の広瀬団地に近い住宅街の一軒家。玄関にある「入塾生募集」の幟が風にたなびく。共同代表の1人、林正晴さんが借りている親戚の家が「広瀬個別指導塾」の校舎だ。

 指導するのは林さんと小、中学校の同級生であるもう1人の共同代表、綿谷陸さん。

 林さんは父子家庭、綿谷さんは母子家庭。高校時代に塾に通うことはかなわなかった。

 林さんは東京大、綿谷さんは早稲田大を志望したが合格することなく、他の大学に通うことになった。冷静に受験を振り返る中、「努力量ではなく、勉強のやり方を間違えていた」ことに気が付き、2024年9月に塾を開いた。

 対象は小学1年生から高校3年生や浪人生まで。林さんが理系、綿谷さんが理系を担当、全教科を指導する。

▲共同代表の綿谷さん(左)と林さん

 学生時代の大手学習塾での指導経験から、画一的な指導や短時間対応に疑問を感じた2人が掲げた塾の教育方針は、塾生1人1人が学習計画を立てた上で、基礎を重視した個別指導だ。

 「まず何が分からないかをはっきりさせる。入試から逆算して計画を立て、月ごとに振り分け、週ごとに宿題を出す」と学習計画を説明する林さん。個別指導について、綿谷さんは「生徒の理解度に合わせて分かるところまで戻って学習する。数学が苦手な中学生には小学生のプリントからやってもらう」と話す。

▲自習室も開放している

体験授業は1カ月間無料

 塾を理解してもらうため、通常は1日の体験授業を1カ月間、無料で受けられる。

 授業料は週2コマで中学1年生が月額2万4200円(消費税込み)、高校1年生が月額2万8600円。

 1人親家庭は入会金、年会費が無料となり、授業料が半額になる。兄弟姉妹で同時に通う場合も弟妹の入会金、年会費を無料とし授業料を半額にする。

 現在、15人が在籍、5人が半額の恩恵を受けている。

 2人が夢見ているのは親の年収によって子の学力が大きく左右されてしまっている現在の教育界を打ち破ること。

 「広瀬町を中心に、地域全体の学力向上に貢献できる塾として、学校、地域、家庭と連携しながら将来の選択肢を広げられる場所にしたい。最終的にはこのモデルをいろいろな地域に広げる」と口をそろえる。

店舗情報

広瀬個別指導塾

お問合せはこちら
080-9880-0270
住所 前橋市広瀬町2-62-2
営業時間 平日:16時~22時
土曜・日曜・祝日:9時~22時
定休日 水曜日