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小川晶市長に「大局的な決断を」
前橋商工会議所が要望書
2025.11.10
前橋市の小川晶市長が既婚の男性市職員と複数回にわたりラブホテルで会っていた問題を巡り、前橋商工会議所(金子昌彦会頭)は11月10日、小川市長に「大局的な決断を早急に図り、本市都市ブランドの一刻も早い回復を図っていただきたい」と事実上、辞職を求める要望書を提出した。前橋商工会議所が市長に対して政策以外で要望するのは極めて異例。
地域経済に大きなマイナス
要望書は金子会頭と4人の副会頭の連名で書かれ、11月10日、金子会頭が前橋市役所を訪れ、小川市長に直接手渡した。
要望書では、小川氏に関する一連の報道により、①市民、経済界への衝撃と困惑②行政機能の一部停滞③都市ブランドの著しい棄損④地域経済活動に及ぼすマイナス影響-といった悪影響があると指摘。前橋市議会の多数の会派から辞職・出直し選挙を求める申入書が出されたことを踏まえ、「新年度当初予算の円滑な議決が大変憂慮され、会員企業の経営にとって大きな懸念材料になる」としている。
▲記者会見で質問に答える小川市長(11月7日)
小川市長の問題が発覚後、会議所の会員から小川市長の進退を問う声が寄せられて、多くは即時の辞職を求めていた。
小川市長を支持する会員の中でも出直し選挙をすることで、市民の不信感を払しょくして円滑な市政運営につながるとの考えがあり、会議所として要望書を出すことになった。
金子会頭は「今回の小川市長の行動から、市行政トップに対する市民の信頼が揺らいでいる現状、並びに市政の混乱・停滞が長期化することによる経済活動に及ぼす影響等を懸念し、市民生活の安定や地域経済の正常な発展に向けた大局的な決断を早急に図り、本市都市ブランドの一刻も早い回復を願うため要望書を提出した」とコメントしている。


