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前橋の「ど根性スイカ」
マンションの植え込みで発見
2025.09.15
前橋市内のマンションの植え込みで自生しているスイカを発見した。雑草でぼうぼうになっている中、１個だけ隠れるようにある「ど根性スイカ」。隣はごみの集積所。種はもしかしたら…。
生ごみの種から育つ⁉
近所を散歩していたら、枯れかかった雑草だらけのマンションの植え込みで何か異質な楕円体の物体を見つけた。よく見たら、何とスイカ。
家に帰り、カメラとメジャーを持って再び現場へ。大きさは長い方が20㌢、短い方が15㌢。手にすると意外とずっしりしていた。
▲植え込みの中で何かが…
▲小さめながらも立派なスイカ
植え込みはほとんど管理されておらず、栽培したとは到底思えない。では、種はどこからやってきたのか。
植え込みの隣はマンションの住民用のごみ集積所。生ごみを置く際に、食べたスイカの種がこぼれた可能性が高そうだ。
食べたスイカの種からスイカが育つのか。疑問に思いネットで調べたところ、育つことが分かった。NHK出版『みんなの趣味の園芸』によると、種をそのまま蒔いても無理だが、乾燥保存して翌年の春に蒔くと育つとある。
ただ、双葉が出たら培養土を入れたポットに移植し、乾燥対策に藁を敷くといった手入れが必要。ど根性スイカはそんな世話を受けずとも、たくましくも雑草との生存競争に勝ち、実をならせたようだ。
食べてみたい衝動にかられたが、所有者はマンションの人たち。そのままにしておいた。
場所は敷島公園に近い住宅地。