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注ぎ方で違う スーパードライ飲み比べ
▲手前はテーブル、奥はカウンター
前橋の中心街を歩いていたら、バルやスナックが集積するSATOビルの1階に新しい店を見つけました。小さな看板には「佐藤酒店 PLUS EIGHT」。どうやら、おしゃれな「角打ち」のようです。
入口は狭いのに、奥へと伸びる細長い空間が見えて、その先に生ビールを注ぐカウンターが光っていました。どうにも気になって、吸い込まれるように扉を開けてしまいました。
▲新鮮な生ビールを注ぐ
中へ入るとすぐに「生ビールはアサヒスーパードライにしますか? それともチェコのピルスナー・ウルケルにしますか?」と声をかけられました。
迷った末に、まずはスーパードライを注文。すると「注ぎ方はどうしましょう?」と聞かれ、そこでようやく壁の黒板に気付きました。
黒板にはビールの注ぎ方が種類ごとに書かれていて、スーパードライは「シャープ」「マイルド」「爽快」「ミルコ」の4種類。ちなみに、ウルケルは3種類。次回のお楽しみにします。
▲注ぎ方の書かれた黒板
まずは「シャープ」で一杯。「スーパードライ本来の注ぎ方、炭酸が強く感じられ喉越し爽快」と説明書にあります。さて、一口。衝撃です。飲み慣れたはずの味なのに、すっきりして新鮮。まさに、スーパードライ。
次に頼んだ「ミルコ」は泡だけの一杯。口に含むと、驚くほどきめ細かい泡が甘いように広がり、苦みは奥に隠れてしまいます。
▲ソフトクリームではありません。ミルコ
「爽快」は注ぎ終えたグラスを氷入りワインクーラーで一瞬冷やして出してくれます。泡の冷たさを実感。冷気が喉を走り抜ける瞬間、「うまっ」思わず声が出てしまいました。
「マイルド」は…。次の店が待っていますので、次回の宿題にします。それにしても、スーパードライがこんなに変わるなんて。
▲お客様に出す前にいったん氷水の中へ
ゼロ次会にぴったりの一軒
つまみは乾燥いぶりがっこナッツが一皿100円。香ばしい燻香と塩気が、もう一杯を誘います。
奥のワインセラーには1500円から1万9000円まで並んでいて、秋からはお燗酒も始めるそうです。
▲つまみは軽ーく
▲お手頃ワインも揃う
1913(大正2)年創業の老舗酒屋「佐藤清治商店」が2015年5月に開店しました。「本業で街のお店にお酒を卸しているので、出かける前のゼロ次会に寄ってほしい。みなさんと飲食店の懸け橋になり、にぎわいに貢献できればうれしい」と4代目、佐藤秀嗣さん。偶然立ち寄った一軒で、生ビールの注ぎ方の多彩さに酔いしれて、前橋の夜がまた一つ楽しくなりました。
▲それにしても驚いたミルコ
店舗情報
佐藤酒店 PLUS EIGHT
- お問合せはこちら
- 027-231-3566
| 住所 | 前橋市千代田町5丁目2-10 SATOビル 1F |
|---|---|
| 営業時間 | 17時~20時 |
| 定休日 | 日、月曜 |




