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佐藤酒店 PLUS EIGHT
前橋の街中に角打ち登場

2025.09.05

注ぎ方で違う スーパードライ飲み比べ

▲手前はテーブル、奥はカウンター

 前橋の中心街を歩いていたら、バルやスナックが集積するSATOビルの1階に新しい店を見つけました。小さな看板には「佐藤酒店 PLUS EIGHT」。どうやら、おしゃれな「角打ち」のようです。

 入口は狭いのに、奥へと伸びる細長い空間が見えて、その先に生ビールを注ぐカウンターが光っていました。どうにも気になって、吸い込まれるように扉を開けてしまいました。

▲新鮮な生ビールを注ぐ

 中へ入るとすぐに「生ビールはアサヒスーパードライにしますか? それともチェコのピルスナー・ウルケルにしますか?」と声をかけられました。

 迷った末に、まずはスーパードライを注文。すると「注ぎ方はどうしましょう?」と聞かれ、そこでようやく壁の黒板に気付きました。

 黒板にはビールの注ぎ方が種類ごとに書かれていて、スーパードライは「シャープ」「マイルド」「爽快」「ミルコ」の4種類。ちなみに、ウルケルは3種類。次回のお楽しみにします。

▲注ぎ方の書かれた黒板

 まずは「シャープ」で一杯。「スーパードライ本来の注ぎ方、炭酸が強く感じられ喉越し爽快」と説明書にあります。さて、一口。衝撃です。飲み慣れたはずの味なのに、すっきりして新鮮。まさに、スーパードライ。

 次に頼んだ「ミルコ」は泡だけの一杯。口に含むと、驚くほどきめ細かい泡が甘いように広がり、苦みは奥に隠れてしまいます。

▲ソフトクリームではありません。ミルコ

 「爽快」は注ぎ終えたグラスを氷入りワインクーラーで一瞬冷やして出してくれます。泡の冷たさを実感。冷気が喉を走り抜ける瞬間、「うまっ」思わず声が出てしまいました。

 「マイルド」は…。次の店が待っていますので、次回の宿題にします。それにしても、スーパードライがこんなに変わるなんて。

▲お客様に出す前にいったん氷水の中へ

ゼロ次会にぴったりの一軒

 つまみは乾燥いぶりがっこナッツが一皿100円。香ばしい燻香と塩気が、もう一杯を誘います。

 奥のワインセラーには1500円から1万9000円まで並んでいて、秋からはお燗酒も始めるそうです。

▲つまみは軽ーく

▲お手頃ワインも揃う

 1913(大正2)年創業の老舗酒屋「佐藤清治商店」が2015年5月に開店しました。「本業で街のお店にお酒を卸しているので、出かける前のゼロ次会に寄ってほしい。みなさんと飲食店の懸け橋になり、にぎわいに貢献できればうれしい」と4代目、佐藤秀嗣さん。偶然立ち寄った一軒で、生ビールの注ぎ方の多彩さに酔いしれて、前橋の夜がまた一つ楽しくなりました。

▲それにしても驚いたミルコ

店舗情報

佐藤酒店 PLUS EIGHT

お問合せはこちら
027-231-3566
住所 前橋市千代田町5丁目2-10 SATOビル 1F
営業時間 17時~20時
定休日 日、月曜