前橋市中心街で育てたホップからビールを醸造する「前橋まちなかホップコミュニティープロジェクト」が始まった。中央広場で4月2日、メンバー約15人が参加しポットに苗を植えた。代表の大橋慶人さんは「秋に100人で乾杯したい」と笑顔で話している。
都市緑化を手掛ける企業から提案を受けて昨年、実験的に栽培したところ成功したため、ポット50個分を栽培することになった。
初日の作業は2種類の土壌と肥料を混ざ合わせ、10㌢ほどのホップの苗を植えた。
ポットは中央広場を中心に中央通りやグリーンウオークに設置した。高さは数㍍まで伸び、グリーンカーテンの役目も果たす。
ホップは8月から9月にかけて収穫。埼玉県内のブルワリーに醸造を委託する。
プロジェクトは前橋中心商店街協同組合の事業として企画。クラウドファンディングで資金を集める。
追肥や水やり、収穫には人手が必要で、大橋さんは「多くの人を巻き込んで、喜びを分かち合いたい」と協力を呼び掛けている。