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ブレイキンで世界一に
岡田、橋本選手が市長表敬

2025.08.04

ブレイキンで世界一に
岡田、橋本選手が市長表敬

 「ブレイキンのW杯」と称される「UK BBO CHAMPIONSHIPS2025(8月23、24日、イギリス・マンチェスター)」に日本代表として出場するプロブレイクダンスチームARIYAのメンバー、岡田修平選手と橋本隼介選手が8月4日、前橋市役所を訪れ、小川晶市長に出場報告した。2017年以来、2度目の出場となる岡田選手は「優勝目指して頑張りたい」と世界一への挑戦を誓った

静の岡田選手、動の橋本選手

 チーム結成15年のARIYAは2025年5月、東京で開かれた6人編成のバトルによる予選で優勝、本大会の出場権を獲得した。岡田、橋本両選手は前橋市を拠点に選手、指導者として活躍している。

▲表現力は世界でトップクラスの岡田選手

 前回、準決勝で敗退した岡田選手は「子供たちに頑張っている姿をみせたい」と大会にかける意気込みを語った。35歳とベテランの部類になり、「自分より上の世代も活躍し、下からの追い上げもめちゃくちゃ」と苦笑いしながら、「派手な動きでなく、自分の個性を守る」と世界のトップが認める「シルエットの美しさ」で勝負する覚悟をみせた。

▲4歳からダンスをしていたという橋本選手

 岡田選手の前回の挑戦に刺激を受けたという橋本選手は「世界で戦っているのを見てかっこいいなと思った。今度は自分が教えている生徒に自分の背中を見せたい」と話す。持ち味は28歳の若さを生かしたアクロバティックな動きのパワームーブ。「練習してきたことをしっかり見せたい。チームに貢献したい」と静かに闘志を燃やしている。

▲「ブレイキンで前橋を盛り上げて」と要望する小川市長

 2人の決意に頷いていた小川市長は「迫力あるブレイキンの魅力を伝え、最高のパフォーマンスを発揮してください。前橋から世界に挑戦する人が増え、誇りに思います」と激励した。

 同席した群馬ブレイクダンス連盟副会長の田所孝則さんは「草野球や草サッカーのように生涯スポーツとなるよう、若者だけでなく、壮年期にも広がっていけばいい」と競技の普及を願った。

▲ダンスの普及に尽力する田所さん