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【冷やしラーメン食べたい▶12】
わがきんラーメン部

2025.07.21

すっきり爽快 淡麗系

 久しくご無沙汰していたら、カウンターだけだった店が広がりテーブル席ができました。店主は「部長」から「副部長」へと交代。不定期に近かった営業時間も確定されました。これはうれしい。

▲テーブル席。壁に貼ってある新聞は…

 夏季限定の「冷やしラーメン」をいただきます。1人ですので、もちろんカウンターへ。新店主の一挙手一投足に熱い視線を送ります。

 注文が入ると、ラーメン丼に大量の氷と水を張ります。いいですね。器をギンギンに冷やします。

▲丼に水滴が付くくらい冷えます

 茹で加減を確認し麺を揚げ、まずは流水でぬめりと熱を取り、続いて氷水でよく締めます。

 氷水を入れておいた丼は余分な水滴が付かないよう布巾で拭く丁寧な仕事ぶり。白醤油のカエシと冷たいスープを注ぎ、麺を入れたら、隣の奥さまがきれいに具を盛りつけて完成です。

▲あられで分かりませんが、スープは透明

 スープにはあられと青ネギが浮いています。まずは一口。動物系を使わず、煮干しを中心とした完全無化調の淡麗系。すっきりして雑味がありません。

 北海道産のハルユタカを使ったストレートの細麺は冷製となり麺の魅力がさえます。つるりとした喉越し、プチッとした歯ごたえが秀逸です。

▲冷製パスタのような食感の細麺

 鶏ムネ肉と豚肩ロースを低温調理したチャーシューは冷製にこそ合いますね。ミツバと細切りのミョウガ、白ネギが爽やかさをもたらせます。

ニンニク・ラー油で悪魔に変身

 スープがもったいなくて、出汁で炊いた「だし飯」をもらい雑炊にしました。味変用のニンニクとラー油を混ぜた特製調味料はここで投入。淡麗系が悪魔系に驚きの変身をしました。

▲だし飯に味変調味料を乗せて

▲残ったスープに入れれば雑炊に

 脱サラして店を引き継いだのは西山雄平さん、美樹さん夫妻。雄平さんの几帳面な仕事、美樹さんの愛想のいい接客が加わり、さらに一味美味しくなった気がします。

▲中華そば(白醤油)に味玉トッピング

▲中華そば(黒醤油)に味玉トッピング

▲平打ちの太麺もあります

店舗情報

わがきんラーメン部

住所 前橋市千代田町4-1-12
営業時間 10時30分~15時、18時~21時
定休日 土曜の昼、日曜と祝日の夜