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石破首相 前橋ぶらり散歩(番外編)
前橋は「へぇ~」がいっぱい

2025.06.08

石破首相 前橋ぶらり散歩(番外編)
前橋は「へぇ~」がいっぱい

 民間主導で地方再生が進む前橋市を6月7日に視察した石破茂首相。万が一のことを考え、車での移動が予定されていたが、石破首相は可能な限り歩き、市民と交流を図った。本編で書ききれなかった石破首相の動向を番外編でまとめた。

象が踏んでも大丈夫⁉

 最初に訪れたのは前橋市川原町にある地域の交流拠点となる広場を併設した「ジンズパーク」。ジンズホールディングスの田中仁CEOから店舗や商品の説明を受けた。

 「ジンズ史上最も壊れにくい」と売り出している「全方位可動ヒンジTM」を見つけると、「象が踏んでも大丈夫なやつね」と言いながら、力を込めてプレス体験ツールで眼鏡に圧力をかけた。壊れずにいると、さらに力を込めて「ガチャ」。今度も無事で、「へぇ~、すごいね」と感心しきり。

▲眼鏡を押しつぶそうと、いたずらっぽく

▲コンピューターが測定する眼鏡の似合い度は「79点」と微妙

 パーク内で販売しているパンを朝食代わりに試食し、「焼きたてで塩加減がいい」と絶賛。「パンはよく食べますか」と記者から質問されると、「なるべく米を食べている」。令和の米騒動を意識しているのか…。

▲塩パンを試食する石破首相

 ジンズパークの庭でプラモデルを販売しているのを見つけ、「タミヤのプラモだ。おもしろいね。めちゃくちゃおもしろい」と大喜び。「あー、『大和』があった。かっこいいね」。財布から2500円出してお買い上げ。すっかりご機嫌だった。

▲お宝をゲットし、にっこり

きょうはこの子たちは…

 白井屋ホテルでのランチミーティングで田中さんが前橋新聞me bu kuを紹介、「この新聞は前橋のことをよく知ってもらうように中学生、高校生、大学生に配っているんです」と説明すると、「へぇ~。すごいね」とまたまた感心。

 群馬県のご当地アイドル「あかぎ団」が表紙を飾った新聞を見つけ、アイドル好きの血が騒いだのか、「きょうはこの子たちは来ないの?」。同席した小川晶市長が「呼べばよかった」と残念そうな首相に同情していた。

▲前橋新聞me bu kuを手に取る石破首相

 昼食は白井屋ホテル「ザ・レストラン」の片山ひろシェフがよりをかけて作った「上州キュイジーヌ」。上州名物のお切りこみや焼きまんじゅうをフランス料理に仕上げ、「へぇ~」と驚いていた。

▲「OKIRIKOMI」に不思議そうな顔

多様性か、ごちゃごちゃか

 歩いて回った中心街では気軽に商店主や市民に声を掛けていた。

 行列のできるクラフトパスタの「グラッサ」の前では「食べようか」と冗談も。

 老舗の青果店「八百駒」で新たに店に入った後継者がいることを聞くと激励し、創業150周年の「小川屋」では店頭の招き猫の置物を見つけ、伊藤大介社長に「なぜ招き猫なんですか」「いつから置いてあるの」と質問攻め。「モアスープ」では若い経営者夫婦と記念写真を撮った。

▲モアスープの椛澤達郎さん、茉穂さん夫妻と

 太陽の会の幹部らとの意見交換会。北関東の知名度ランキングが低い理由について、「いいものがあってもアピールがへた」との声が出ると、「知事は(アピールが)上手そうじゃない」とニヤリ。

▲現代アートの説明を受けるが…

 まえばしガレリアのギャラリーで現代アートを観賞した後、周囲に夜の飲食店が多いことに気づき、「多様性というか、ごちゃごちゃというか…」

 前橋市内での全行程を終えて、小川市長が「ファンなんです」と首相の著書にサインをお願い。すると、「へぇ~、よくこんな本を見つけたね」と快く笑顔で応じた。

 石破首相の前橋視察の本編はこちら

▲小川市長にサインを頼まれ上機嫌の石破首相

※写真はJINS提供