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学びたい
前橋市長賞は礒干彩香さん
12組が地域社会にプレゼン
2025.05.11
高校生から社会人までが一堂に集まり、地域社会に提言するプレゼンイベント「MEDぐんま2025」が5月11日、前橋・群馬会館で開かれた。「遠近 をちこち」をテーマに12組がそれぞれの専門分野や取り組んでいる活動を発表した。最も優れたプレゼンターに贈る前橋市長賞はMEDに2度目の出場となったご当地アイドルグループ「あかぎ団」の礒干彩香(いそひ・あやか)さんが選ばれた。
子供にダンスの楽しさ指導
礒干さんはアイドル活動の傍ら、前橋市と吉井町で発達に特性のある子供たちにダンスを指導している。
プレゼンでは「技術を教えるのが目的ではありません。『やってみたい』、『できたかも』、『もっとやりたい』といった前向きな気持ちを届けたい」と指導の目的を説明。「笑顔で踊れたこと、仲間と目を合わせられたと、最後まで参加できたこと。そんな小さな『できた』の積み重ね成功体験が自信となり、自己肯定感へと繋がっていくと信じています」と笑顔で語り、大きな拍手を浴びた。
▲前橋市長賞に輝いた礒干さん
野球の神様が与えるご褒美
プレゼンは3部構成で行われ、「みらい」、「からだ」、「いきる」をテーマにそれぞれ4組が舞台に立った。
「みらい」では甲子園史上初の完全試合を達成した前橋高校野球部主将、川北茂樹さんが登壇、自著の『昭和高校球児物語-前高 完全試合のキセキ』を紹介しながら、「野球の神様はきちんとご褒美を用意している。ひたむきに努力することの大切さはいまも変わらない」と令和の高校球児にエールを贈った。
▲努力し相手をリスペクトする大切さを訴えた川北さん
▲外国籍児童の学習支援をしている前橋国際大生
▲共生社会について語る陸前高田市の高橋未宇さん
プレゼンに先立ち、桐生清桜高和太鼓部が勇壮な和太鼓を演奏、八木節のアレンジや利根川を表現した曲を披露し会場を沸かせた。
表彰式後は主催者、プレゼンターと来場者が集まり、交流を深めた。
MEDぐんまは医療や経営者でつくる「チーム前橋(岡田克之代表)」と一般社団法人「みんなが みんなで 健康になる」の主催。前橋新聞me bu kuが後援した。2017年から始め、1度の中断をはさんで8回目となる。
▲挨拶するチーム前橋の岡田さん


