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学びたい
GISがビジネスプラン発表会
魅せるケア提唱の細田さん大賞
2025.01.19
起業家を発掘、育成する「群馬イノベーションスクール(GIS)」第11期生の最後を飾るビジネスプラン発表会が1月19日、上毛新聞社上毛ホールで開かれ、昨年4月から実践的なビジネスを学んできた受講生22人が自ら考え練り上げてきたビジネスプランを発表した。太田市で介護・障害施設を運営する細田礼子さんが最高賞のGIS大賞に輝いた。
11期生22人がプラン発表
細田さんは「観せる!見せる!看せる! 魅せるケアが福祉の未来を変える!」と題して、すでに実践している現場を公開する福祉を紹介した。
福祉の現場をガラス張りすることによって、「本人も家族も安心するし、頑張って働いているスタッフのウェルビーイングにつながり、仕事に誇りを持てる。みんなが幸せになれる好循環が生まれる」と説明。GISでの学びを通じて、「自分がやりたいことは何だったのか。理念を確認することができ、ブレないものができた」と感謝した。
このほか、林佳代子さん、篠原憲文さん、戸所もみじさんが入賞した。
よい社会にすることが宿題
発表会に続いて、11期の修了式が開かれ、講師を務めた早稲田大ビジネススクールの長谷川博和教授が受講生一人一人に修了書を手渡した。長谷川教授は「経営理念の大切さを訴えてきた。自分の壁をどれだけ壊せるか、常に変革してほしい。イノベーションを起こし、よい社会にすることをやり続けるのがみなさんに課せられた宿題です」と激励した。
GISは起業家や地域活動家を育成しようと、田中仁財団が群馬イノベーションアワード(GIA)と連動させる形で、2014年に開校した。
受講生は長谷川教授に加え、田中仁ジンズホールディングスCEOをはじめとする経営者から年間を通して無料で講義を受けられる。
起業家として成功した受講生も数多く、卒業生はGISアドバンス(小林新一理事長)を組織、GISの運営にもあたっている。