gourmet

食べたい

鍋うどん処 さとり
越後はトリプル炭水化物

2024.12.03

主力が不在、全員の力で

 断トツ人気の牛カルビ煮込みと寒くなると食べたくなるカキ煮込み。気が付いてみればこれ以外、食べたことがありません。ということで今回は…。
 注文したのは越後煮込み。もちが入り、うどんと〆の雑炊と合わせたトリプル炭水化物に挑みます。
 「もちが柔らかくなるまで煮込んでください」と店員さんが鉄鍋を持ってコンロに火を付けてくれました。噴きこぼれそうになったら火を弱めます。

▲もちをはじめとする「越後ナイン」

 待つこと10分近く。蓋を外しました。カルビやカキといったエースや4番がいない代わりに具は豊富。もちを囲むように鶏肉にキンピラ、カマボコ、ナルト、糸こんにゃく、お揚げ、ワカメ、ネギと9種類。全員野球ならぬ全員鍋で頑張っています。
 もちはまだ硬そうですが、うどんに手を伸ばしました。幅1㌢ほどの平打ちで厚みのある独特のうどん。コシが強く、歯応え抜群。煮込んでいっても柔らかくなることはありません。それに味がよく染みて。

▲ぐつぐつ、いい感じに煮えてきました

 カルビやカキの強烈な個性に抑えられていたベースのスープの旨さが感じられます。醤油を使ったカエシに鰹節で取った出汁、さらに脇役からの地味な旨味が重なり、奥深い味わいとなっています。

とろとろのもち 最高

 うどんも具もきれいに食べ終わったら雑炊に。ご飯とスープは1対1が黄金比率。ご飯と一緒に食べ残していたもちも投入、再び沸騰したら溶き卵を回し入れ、空気を含ませるようにふんわり仕上げます。

 七味を多めに振ってかっこみましょう。すべての具材の旨みを受け止めた雑炊、旨いですね。〆の〆はとろとろになったもち。最高で~す。

▲もち入り雑炊の出来上がり

▲エースの牛カルビ煮込み

▲冬に力を発揮するカキ煮込み

店舗情報

鍋うどん処 さとり

お問合せはこちら
027-253-7047
住所 前橋市元総社町1447-1
営業時間 11時~14時、17時~20時
定休日 月曜、火曜