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生そば 近留(きんとめ)
旬の食材で会席料理

2024.11.22

蕎麦焼酎を蕎麦湯割りで

 昼時は三たての蕎麦を求める勤め人でにぎわう蕎麦屋さん。夜は会席料理を楽しめます。気の置けない仲間10人で少し早い忘年会をしました。

 元気に酒を飲めることを祝ってビールで乾杯。先付けは出汁巻き卵、ネギぬた、アンキモの3点盛りとイクラおろしでした。プリン体を気にする輩には「ビールで飲み干せば大丈夫」と的確に助言します。

▲アンキモには七味が掛かっています

▲中にたっぷりの真鱈の白子があります

 続いて、「雲子の茶碗蒸しです」と女将さんが持ってきてくれました。真鱈の白子ですね。とろり、濃厚な味わい。体が温まります。
 ビールの後は思い思いに好きなものを。蕎麦焼酎の蕎麦湯割りが圧倒的な支持を得ました。「健康に良さそうだな」とみんな勝手に罪悪感を消します。

▲蕎麦屋さんで蕎麦焼酎を蕎麦湯割り

本マグロ、カジキの炙り

 お造りは本マグロ、ヘダイ、アジとカジキの炙り。本マグロは分厚く、色鮮やか。旬のカジキは脂が乗り、刺身よりタタキにした方が美味しいですね。
 カラスミも出てきました。ダイコンを添えて。いいつまみになります。焼酎ボトルが次々と空きます。焼酎は蕎麦処、信州の地酒の蔵元が清酒用の酵母で仕込んだ「帰山(きざん)」。すっきりした飲み口ですね。

▲左がカジキの炙り。脂が乗っていてさっぱり

 牛肉と野菜がたっぷり入った「芋煮」で体はさらにぽかぽか。焼き物は北海道産の本シシャモ。香りが高く、カボスを絞ると一段と爽快になります。
 揚げ物はアマダイと鶴首カボチャの天ぷら。鶴首は日本古来の伝統野菜で甘みが強く、果肉は滑らかです。

▲具だくさんの芋煮。山形の名物です

▲これが本当のシシャモ

▲アマダイの天ぷらは初めて

 珍しい食材を惜しげもなく出してもらい、みんな満足。新蕎麦で〆、二次会へと移動します。
 1世紀以上の歴史のある老舗の4代目、小関健太郎さんは新橋の日本料理店などで修業を積み、大阪府のフグ免許を持っています。好みと予算を告げてお任せするのが一番です。

▲石臼挽きの三たて蕎麦

店舗情報

生そば 近留(きんとめ)

お問合せはこちら
027-221-9745
住所 前橋市本町1-15-10
営業時間 11時~19時30分(土曜は14時30分)※夜は予約
定休日 日曜、祝日