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秋の夜長 絵本と音楽と酒と
まちなか絵本パラダイス開幕

2024.11.08

秋の夜長 絵本と音楽と酒と
まちなか絵本パラダイス開幕

 「MAEBASHIまちなか絵本パラダイス」が11月8日、前橋市中央イベント広場を主会場に始まった。絵本の朗読と演奏のコラボなど趣向を凝らしたステージがあり、アルコールを片手に絵本の世界に浸る大人の姿も見られた。最終日の9日は人気作家のトークショーや「パンどろぼう」との撮影会など盛りだくさんのイベントが行われる。

読み聞かせ、紙芝居、演奏

    テレビの幼児番組でおなじみの絵本作家で作詞家の藤本ともひこさんの弾き語りと絵本の読み聞かせで幕開けした。保育アドバイザーとして20年以上、保育園に通い絵本や遊び歌を作ってきた藤本さんは『おばきゃー』、『いただきバス』など自作の絵本を軽快な口調で朗読。

    大きな紙芝居を使ったジャンケン大会やダジャレを駆使した歌で会場を盛り上げた。

▲軽快なトークで会場を盛り上げた藤本さん

     声優としても活躍する、あさのますみさんと絵本ソムリエのサンプルパパさんはハープとチェロの演奏とコラボしたステージを披露した。

    あさのさんは自作の『おおきなおさら』、サンプルパパさんは『歩くはやさで』を心を込めて朗読、話に合わせた即興演奏が大人を絵本の世界に引き込んだ。

▲大人向けの絵本を朗読するあさのさん

▲娘さんとの思い出を込めた絵本を読み上げるサンプルパパさん

   中央通りのサロン「マチナカさん」では普段、子供向けに読み聞かせをしているグループが自分で選んだ大人のための絵本を朗読した。

▲キーボードと朗読のコラボ

▲現役女子大生の「あいねちゃん」

キッチンカー、夜市も登場

   イベント広場にキッチンカーが並んだほか、中央通りには一夜限りの夜市が出現した。夜になると冷え込んだが、豚汁やお好み焼きをつまみに熱燗やホットワインを楽しみ、絵本の朗読に耳を傾けた。

 10日は10時から16時まで、作家のトークショーやワークショップ、路上パフォーマンス、サイン会などが開かれる。

パンどろぼう撮影会は10時30分、12時、14時からの3回あり、各回の開始30分から受け付けを始める。

▲夜市で絵本の朗読を肴に飲む昔の子供

▲パンどろぼう(©Keiko Shibata/KADOKAWA)