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食べたい

青龍
「水煮牛肉」辛くて美味

2024.11.02

町中華に1000円プラスで

 「本格派の中華料理が食べたい」。急に思い立ったら、こちらの店でしょう。町中華に1000円プラスしただけで本場の味を堪能できます。

 どうしても食べたいものを頼んで、他はお任せにしてもらいます。オーナーシェフ、今井達也さんがお薦めの特別料理を出してくれますから。

▲真鯛の刺身が中華になる青龍サラダ

 前菜は真鯛の刺身を数種類の野菜でサラダに仕立て、醤油ベースのドレッシングで和える青龍サラダ。揚げワンタン、ナッツの食感が楽しい一品です。

 定評があるのが点心。我が家の一番人気は焼き小籠包です。香ばしさが加わり、蒸したのより断然美味しい。もちろん、肉汁ジュワーです。火傷にご用心を。

▲焼き小籠包。熱々を注意しながら食べましょう

▲焼売もボリュームがあってお薦め

 四川料理もこちらの得意とするところ。口水鶏(よだれどり)と四川麻婆豆腐が続きます。もちろん、最初からビールをいただいていますが、麻婆豆腐には必ずライスを追加。痺れるような麻(マー)と唐辛子の辣(ラー)が半端なく、ご飯がほしくなります。

▲よだれ鶏はビールが進みます

▲土鍋入りの四川麻婆豆腐。熱々で激辛

ナマズを油淋ソースで

 いよいよメニューにないお薦めの登場です。白身魚の唐揚げ油淋ソース。柔らかく淡白な味の魚の正体は何とナマズでした。ソースは後掛けで、まずは塩を付けて。ピンクペッパーがいいアクセントになります。もちろん、甘辛いソースにも抜群に合います。

▲ナマズの天ぷらは板倉町の名物ですが…

 メーンの肉料理の前に今井さんが調理前の牛肉を持ってきてくれました。きれいにサシの入った鳥山畜産の赤城牛。「水煮牛肉(シュイジューニューロウ)にしますね」と言って、厨房に戻って行きます。初めて聞く料理。どんなものが出てくるか、期待が高まります。

▲美味しそうな赤城牛を贅沢に使います

 果たして、現れたのは「牛肉の四川風煮込み」といった真っ赤な料理。牛肉を3種類の唐辛子や豆板醤、花椒の入った辛いスープで煮込み、熱した油を掛けて仕上げるそうです。油が浮いているのに油っぽさを感じないどころか、逆にさっぱりした味わい。中国四千年の歴史に脱帽です。

店舗情報

青龍

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027-226-6677
住所 前橋市龍蔵寺町111-1
営業時間 17時~22時
定休日 木曜