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みんなが主役で3回目を
前橋BOOK FESが閉幕
2024.10.20
「前橋BOOK FES2024」は10月20日、最終日を迎え、「本のやりとり」をはじめ、トークショーやサイン会など多彩なイベントで盛り上がった。閉会式でエグゼクティブ・プロデューサーの糸井重里さんは「前橋で2度できた。さあ、どういう街になって次のフェスができるか。みなさんが自分が主役となって考えてください。みんながスタッフのイベントができるといいです。そのためにいったん、第2回ブックフェスをおしまいにします」と閉会を宣言した。
本のやりとりが大盛況
前日に比べてやや風が強くなったが、一大古本街となった中央通り、弁天通りは「本のやりとり」をする出展者と来場者の熱気に包まれた。2日間とも来場する人も多く、慣れた様子で出展者とのやりとりを楽しむ光景が見られた。
複合施設commの前では演劇集団「カクシンハン」がシェイクスピアの寸劇をしたり、本の朗読をしたりして盛り上げた。
中央イベント広場ではプランニングディレクター、染谷拓郎さんのトークショーと永田ジョージさん、玉城ちはるさんのミニライブが開かれた。
前橋プラザ元気21では糸井重里さんが1日図書館長となり、子どもたちとのふれあいを楽しんだ。
トークショーは糸井さんがホストとなり、作家の岸田奈美さん、大谷翔平さんのインタビュー本の著者、石田雄大さんといつも通りに台本なしで対談、2人の素顔を引き出した。
ワクワクが詰まった2日間
イベント終了後の17時から閉会式が開かれ、大会実行委員長の小川晶市長は「本との出会いがあり、人との出会いがあった。温かい体験、ワクワクが詰まった2日間になったと思います」と挨拶し、フェスを支えてくれた糸井さんやサポートスタッフ、参加してくれたすべての人に感謝した。
糸井さんは「意識していたのはお客さまは1人もいないという気持ちでした。遠くから来てくれた人も含め、みんながスタッフです。みんなでいいイベントを作りました」と総括し、2年後に開かれる予定の第3回に向けて多くの市民の協力を求めた。
閉会式後にはブックフェス実行委員会の事務局長として、裏方の事務を一手に仕切った橋本薫さんを呼び寄せ、男同士で感激の抱擁を繰り返した。