play

遊びたい

BOOK FES 感動を再び
10月に2年ぶり開催へ

2024.05.20

BOOK FES 感動を再び
10月に2年ぶり開催へ

日本中の本好きが前橋市中心街に集まった「前橋BOOK FES(ブックフェス)」が10月19、20の両日、2年ぶりに開かれる。糸井重里さんの発案で初開催となった前回は大事にしていた本を大事にしてくれる人に繋ぐ「本のやり取り」を中心に本好きな著名人のトークショーや朗読会、さらには音楽、アート、食の関連イベントも開かれ、全国の注目を集めた。

本のやり取り、トークショー

中央通りにブルーシートが敷かれ、即席の古本屋さんがいくつも店開きした。全国からと届けられた本は2万5000冊。来場者は店主と一冊の本について語り合い、思いとともに本を大切に受け取った。

▲「本の街」になった前橋市中心街

トークショーには糸井さんや古舘伊知郎さん、みうらじゅんさんらが出演、本や言葉、活字の大切さを笑いを誘いながら訴えた。

ステージではフェスのスペシャルサポーター、つじあやのさんがウクレレを演奏しながら歌い、前橋市出身の声優、田中敦子さんが盛り上げた。

▲糸井さんと師弟関係にある三浦さんのコンビ

▲田中さんもお薦めの本を出品した

フェスには相当の人的、資金的な支援が必要で、昨年は見送ったが、開催を求める声が根強く、2年ぶりに企画した。

前回と同様、前橋市長が実行委員長、糸井さんがエグゼクティブプロデューサー、ジンズホールディングスCEOの田中仁さんがエグゼクティブディレクターを務め、大勢のボランティアの協力を得て運営する。

約束を守った糸井さん

糸井さんは前回のエンディングイベントで、「こんなに振り絞ったのは人生で初めて。感無量です。前橋でなければできなかった。故郷の前橋という地と人にうんと甘えた」と感謝し、「次回はもっといいフェスにしましょう。前橋の人、頑張ってください」と激励して継続して開くことを誓っていた。

▲エンディングで感極まった糸井さん