聞きたい たかのさん1▶︎
免疫力上げ心を癒す エステで社会を元気にします

エステという言葉を日本で確立させ、普及させた美のカリスマ。前橋で理容師となり20歳で上京した。パリでエステを学び、30歳でエステティックサロンを開設。海外の技術を融合した独自のエステを確立、業界トップに上り詰めた。苦労を重ねた故郷を愛し、お世話になった「鐘の鳴る丘少年の家」の後援会長を務めている。

―コロナで社会全体が元気がありません。エステの役割は何でしょう。
 「コロナにかかる大きな原因は免疫力が落ちていたからではないかと考えます。
 うちに通われるお客さまにしてもコロナになったという話をまず聞きません。血流やリンパの流れは良くすることは基本的な健康の第一歩です。エステのマッサージを受けることで、血流がよくなり結果、免疫力が上がるのです」
 ―外に出られず、ストレスが上がります。弱った心にもよさそうですね。
 「その通りです。体だけでなく、エステは心も癒します。ぬくもりのある手で素肌に触れ、心身をケアすることはオルタナティブ・メディスン(代替医療)の役割を担うことにつながります。
昨年4月、5月と休業要請を受けて、全店舗閉めていました。そこで、どうしたか。お客さまに電話を差し上げました。『お元気ですか』と。『よく電話してくれました』と感謝されましたよ。おかげさまで6月に再開したときは、すぐに戻ってくれました」
 ―業績への影響はありましたか。
 「当然ありました。でも、予想したほどではなかった。これまで、どこか大きな店が倒産したり、社会的な問題が発生すると、その影響を受けて20億円ぐらいキャンセルがありました。今回も覚悟しましたけど、それほどではありませんでした。
 私どもはチケットを前売りする前受け金の仕事ですので、キャンセルされて返金を求められるのが一番困ります。でも、それがなかった。上野店や他にもクローズしたサロンもあって、キャンセルが多いだろうなあと思っていたら、ほとんどなかった。近隣の店に行っていただいたんですね」
 ―テレビショッピングのQVCで、飛躍的に成長した企業を表彰する「ライジング・スター・アワード」に輝きました。
「以前、別の通販チャンネルに出ていましたが、昨年からQVCに移りました。前は化粧品だけでしたので。私はサプリも紹介したいし、ファッションや宝石もやりたかったので。
 賞は1度だけの新人賞みたいなもの。黒船襲来ですから。2万人も新規顧客をつかみました」
 ―業績にも大きいのでは?
「今期のテレビ通販の売り上げは25億円を見込んでいます。前期の250%です。現場の落ち込みを救ってくれました。
 宣伝にもなりますしね。テレビに私が出ていれば、たかの友梨ビューティクリニックは元気ですと、アピールできますから」

たかの・ゆり

1948年1月、新潟県湯沢町生まれ。前橋女子高校(定時制)卒。理容師から化粧品のアドバイザーに転身。フランスでエステティックを学び、美顔器販売を経て、たかの友梨ビューティクリニックを開設する。「鐘の鳴る丘少年の家」後援会長。


たかの友梨ビューティクリニック(不二ビュティ)

1978年9月開業。全国に84店舗を展開。県内には前橋(スズラン別館)、高崎湯都里、太田安眠の湯の3店舗。本社・東京都渋谷区代々木。

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