創刊のご挨拶

前橋新聞「me bu ku」創刊します。

 

本日より、前橋新聞「me bu ku」が誕生します。年4回、新聞を発行し、Web版では毎日、情報を発信します。創刊にあたり、ひとこと、挨拶申し上げます。

「前橋二十五人衆」と呼ばれた男たちがいました。後に初代市長となる下村善太郎をはじめとする明治の経済人です。「前橋を関東一の都市にしよう」と県庁の前橋移転に多額の私財を投じました。

県庁移転が決まり今年で140年。沈みかけた前橋の中心街を再生させようと、令和の経済人が立ち上がりました。号砲は「めぶく。」。100年先を見据えた街づくりビジョンは5年前に制定されました。経済人による「太陽の会」が資金を提供、広瀬川沿いに「太陽の鐘」を設置しました。令和の「二十五人衆」といえるでしょう。若い商店主も学生も行動し、街は少しずつ、しかし確実に変わってきました。

廃業していた「白井屋ホテル」が復活、300年の歴史を繋ぎました。緑あふれる丘に包まれたホテルは、早くも中心街のランドマークになっています。

JR前橋駅前にありながら廃墟のようだったビルは「アクエル前橋」に生まれ変わりました。体験型エンターテインメント施設やブックカフェに若者が集います。

街のイノベーションはますます加速するでしょう。市は長年の懸案である中心街再開発事業を進めます。人工知能(AI)を駆使して未来型都市を実現する国のスーパーシティ構想に採択されれば、果たしてどんな都市になるのか。

前橋をもっと、ワクワクさせたい。そう願い、前橋新聞「me bu ku」を創刊しました。新聞社に38年勤め、多くを記者として過ごしました。新聞や本の活字に慣れ親しみつつ、SNSの急速な普及に驚き敬服します。活字の親しみやすさと奥深さ、SNSの拡散性と双方向性。両者の魅力を活かした新しい媒体をみなさんとともに創り上げていきたいと切望しています。

2021年7月19日
前橋新聞「me bu ku」編集長
阿部 和也