前橋まちなか新聞 ▶︎
前橋のガウディ作
未完の異空間で絶品のすき焼きを

前橋市中心街の個性的なお店やご主人を紹介する「前橋まちなか新聞」で掲載された記事をあらためて紹介します。新聞は元気21まえばしや前橋テルサ、前橋まちなかエージェンシーが運営するcommなどの中心街の各施設や市内の支所、公民館、商業施設で配布されています。

15SHOP 牛鍋酒家 最後の50セント
店主 三村 次男(みむら つぎお)

オリオン通りの裏、怪しげな入口から階段を上がり恐る恐る扉を開けると、チリンという鈴の音を合図に暗がりから店主の三村さんが顔を覗かせる。若い頃は、前橋から上京し山本リンダのバックバンドとして全国をショーで回ったり、当時大流行のディスコを経営したりと、波乱万丈な東京暮らしを楽しんだそうだ。その後前橋に戻り不動産の運用で生計を立てていたが、バブルが弾け借り手がいなくなり、所有していた物件で自ら飲食店を開くことに。その時思い出したのは足繁く通っていた六本木のすきやき店・瀬里奈の味。お店を開くならすき焼き屋と決めていた。常人には生み出せない世界観の店内は全てDIY。実はこだわりは無いという。「安いものを片っ端から買って置いただけ。開店から35年たった今でも完成度は7割。この2階が完成したら3階の空き部屋もゆっくり客席に改造していくよ。最近はこの空間目当てのお客も多いんだけど、すき焼きも美味しいんだからね!」このお店に完成の日はやってくるのか。いや、きっと三村さんの手が止まることはないのだろう。そんなことを考えながら食べたすき焼きは、やはり絶品だった。

▲お店へ続く階段はこの看板が目印。見つけたら恐がらずに入ってみよう。
▲すき焼き2人前は税込4000円で大満足のボリューム。〆のうどんも忘れずに。
 

牛鍋酒家 最後の50セント
前橋市千代田町4-12-7 MRビル2F ☎︎027-235-0250 
18:00 – 23:00 定休日:日曜・月曜・火曜日

■公益財団法人前橋市まちづくり公社 
■一般社団法人前橋まちなかエージェンシー(MMA)

お問合せ:info@machinaka.agency

関連記事