産業標準化事業表彰
太陽誘電の小池さんが受賞

製品やサービスの規格を国際的に統一する産業標準化事業に貢献したとして、太陽誘電の小池重充さんが経済産業省の産業技術環境局長表彰を受賞し都内で表彰された。
 産業標準化は放置すれば多様化、複雑化してしまう製品などの規格を統一することで互換性を高め、全世界で共通に使用できるよう利便性を向上させるのが目的。国際規格の制定では自国が有利になるよう戦略的に標準化をリードし、水面下で各国との調整やロビー活動を行うことも重要となり、経産省が毎年、功労者を表彰している。
 小池さんはスマートフォンやEVなど、電気製品に沢山使用される電子部品の供給方式に関して、戦略的な活動により多くの日本提案を国際規格に反映させ、日本が有利となるよう日本主導の標準化を実現させた点が評価された。供給に関する静電気の規格では、一度は他国の反対によって却下された日本提案を5年かけて承認させた。
 小池さんは前橋高―新潟大工学部卒。太陽誘電には1989年入社、主に生産設備のシステム開発に従事した。
 受賞について、「産業標準化は一般の方にとってなかなか馴染みの薄いものですが、われわれ技術者にとっては日本製品が世界と戦う上で、とっても重要な戦略となります。日本の国益を守るため活動してきたこれまでの努力が認められ、サラリーマン人生で名を残せたことは本当にうれしく思います」と話している。