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前高 150年へ文武両道貫く
同窓会に450人、再会楽しむ
2026.07.12
群馬県立前橋中学校・前橋高等学校の令和8年度同窓会が7月11日、前橋商工会議所会館で開かれ、県内外から集まった450人が旧交を温めた。来年の開校150周年に向け、学校、PTA、同窓会が一丸となって記念の年を迎えることを誓い合った。
蛟龍館改修で1億円募金
前橋高校は1877(明治10)年、第十七番中学利根川学校として開校した。創立150周年記念事業として、老朽化した同窓会館「蛟龍館(こうりょうかん)」の改修を計画、1億円の募金を呼び掛けている。
同窓会総会では、反町敦同窓会長が「現役の生徒たちが快適な環境で勉学に励むことができるよう、ぜひお願います」と協力を求めた。
▲募金への協力を呼び掛ける反町会長
心臓外科医とお笑い芸人
記念講演は幹事学年の平成11年卒業生で、天才外科医を主人公とするテレビドラマ「ブラックペアン」を監修し手術の場面に”出演”する心臓外科医、山岸俊介さんが登壇、医療の最前線と前高時代を語った。
縫合スピードが一般の専門医の5倍という驚異の技術を自身のユーチューブ動画の手術映像で紹介、「何で早く縫えるかというと、ただ練習しただけ。みんなが試験の勉強ばかりしている間、毎日3時間、縫う練習をしてきた」と技術の裏付けを語った。
▲ドラマの裏話もする山岸さん
幼いころに亡くなった父親も心臓外科医だったという山岸さんは父親の方針でピアノや絵、書道など手先が器用になる習い事をした。中学3年の11月、推薦で高校への進学が決まると、入学までに数学Ⅲまで学習、目標が決まった時点で先に動き出すことが難関の慶応大医学部合格に繋がったと振り返った。
後半は年輩の参加者が多いことに配慮し、健康寿命を延ばす方法を解説した。運動、禁煙、十分な睡眠、適切な食事、体重管理、人とのつながりの重要性を最新のエビデンスを基に分かりやすく説明した。
▲会場を爆笑の渦に巻き込んだ「できたくん」
講演に先立ち、同期でお笑い芸人の「できたくん」(高橋和之さん)が「世界でぼくだけ」という発泡スチロール芸を披露した。下書きをしていない発泡スチロールを切り取り、短い間にぐんまちゃんなどを制作して大きな拍手を浴びた。
最年長、93歳が乾杯の音頭
懇親会は参加した同窓生で最年長、93歳の昭和27年卒、永島勇さんの音頭で声高らかに乾杯、酒を酌み交わし旧交を温めた。「赤城颪に送られて」で始まる校歌を全員で合唱、1年後の再開を約束した。
同窓会の副会長を務める腰高博さんは席上、第2次世界大戦を終戦に導いた当時の首相、鈴木貫太郎を主人公にするNHK大河ドラマの実現を求めるために進めている署名活動への協力を呼び掛けた。
▲署名への協力を呼びかけた腰高副会長と岸川知己さん
前橋高校創立150周年募金
前橋高校同窓会は150周年記念事業として、蛟龍館と部室棟を改修する。
蛟龍館は1977年の創立100周年記念事業として計画され、天川原校舎から現在の下沖校舎に移転後の1980年に同窓会の寄付で建設された。
目標金額は1億円。ホームページで寄付を受け付けるほか、協賛広告も募集する。募金は1口1万円から。
募金の詳細は前橋高校同窓会の150周年特設ページから。


