「呑龍横丁」復活の第一歩 昭和を感じて「はしご酒」

戦災復興のシンボル 再び活性化のシンボルに

前橋市中心街にあり、「呑竜マーケット」の名で親しまれた飲み屋横丁が再整備され、27日、「呑龍横丁」として再出発した。昭和の面影を残しつつ、大きな提灯を吊るし斬新な雰囲気を作り出すなど、新しい横丁として蘇った。

 マーケットは1947(昭和22)年、焼野原が広がっていた中心街の復興のシンボルとして建設された。当初は生活雑貨や総菜などさまざまな店があったが、次第に飲食店専門になった。高度成長期は20軒ほどのスナックや小料理屋が並び、「通りで肩と肩がぶつかるほどの人気だった」と古くからの常連客は懐かしむ。

 周辺に新しい店ができ古く手狭なマーケットは次第に客足が遠のき、コロナ禍もあって存続に危機にあったが、昨年、マーケットを運営してきた呑竜仲店協同組合の役員を一新。「呑竜の灯を守ろう」と通りや店舗の改装を進め、新規出店者を募ってきた。

 古くからの店に加え、焼き鳥、ジンギスカン、餃子などの専門店が新たに出店。17店中14店が埋まり、再出発となった。

 27日のグランドオープン式典には常連の1人である山本龍市長や大勢のファンが集まり、再出発を祝った。組合理事で広報担当の吉田貴行さんは「懐かしくもあり、若い人には新鮮に映る。雰囲気と美味しい料理を楽しんで」と話している。