写真家・長瀬正太さん
前橋の草花でニコンのサイトを飾る

近所に咲くエキナセア まるで小宇宙のよう

 前橋新聞「me bu ku」web版で、「写真家・長瀬正太の視線」を連載している長瀬正太さん(前橋市在住)は、カメラメーカー・ニコンが新製品をPRするサイト「NIKKOR Zスペシャルコンテンツ」に登場した。小さな被写体を大きく写すマクロレンズを使い、前橋の草花をアーティスティックに撮った写真がサイトを彩っている。使用したレンズは「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8VRS」。
 ニコンから仕事の依頼が来たのは今年の春。長瀬さんは6月、自宅周辺や赤城山などで草花を撮影し、約5000枚を送付。その中から、サイトのトップを飾ることになった写真は、自宅から徒歩1~2分、滝川沿いに咲いていたエキナセアだった。中心部が球状に盛り上がり、そのまわりに細長い花弁が放射状に広がる宿根草だ。
 レンズを通して、その小さな花を見たとき、「まるで宇宙のようだと思った。緻密で素晴らしい造形に衝撃を受けた」と振り返る。
 サイトにはほかにもコスモス、アガパンサスなどを表情豊かに写した作品が掲載されている。

師匠のせいでニコンにはまり、師匠のお陰で今がある

長瀬さんがニコンのカメラを使い始めたきっかけは、今は亡き師匠・倉持育幸さんの影響だった。今から13年前、33歳で弟子入り。それまで使っていた他社のカメラから、師匠が愛用していたニコンへと鞍替えした。
 「師匠は厳しく、褒められたことなど一度もなかった」と言うが、その厳しい教えが、今の長瀬さんの写真を生み出したことは間違いない。
 「師匠のせいでニコンにはまり、師匠のお陰でニコンのサイトを飾らせていただいた」と笑う。
 今回の写真はすべてマクロレンズで撮影した。「コロナ禍で遠くへ行けない今だからこそ、マクロレンズで身近な草花を撮る楽しさを伝えたい。素敵な宝物は自分の周りにあることを多くの人に知ってほしい」とメッセージを寄せてくれた。


 

写真家 長瀬 正太
(ながせ しょうた)


1975年、大阪府生まれ。現在、前橋市を拠点に活動している。心温まる草花のマクロ写真や絵画のようにも見える風情ある風景写真を撮影。国際的な写真フェスティバルへの招待や国内での企画展示も多く、繊細な和紙印刷技術に定評がある。打上花火を独自の撮影法でとらえた「火の鳥写真」など新しい表現にも挑戦している。

長瀬さんが登場する「NIKKOR Zスペシャルコンテンツ」はこちら。 https://www.nikon-image.com/sp/nikkor_z/