喫茶 ジロー
メニューが豊富、量も豊富

赤城山に向かう途中、懐かしの喫茶店が目に入ります。実家に近く、漫画本がいっぱいあるので中学、高校時代によく行きました。40年ぶりかな。

喫茶店とは思えないほどフードメニューが豊富。カレーが5種類、バターライスという名のピラフも５種類。パスタやラーメン、丼物からカニ雑炊まであります。お客さんの要望を聞いているうち、どんどん増えていってしまったそうです。

一番人気はポーク風味焼き。脂身の少ない豚ロースを醤油、ニンニク、ショウガや秘伝のスパイスで味付けています。肉、キャベツの千切りの量に圧倒されます。ご飯は何と丼。完全に定食屋さんだな。

これが旨いんだな。やや濃いめのタレでご飯が進む。親子二代のファンが多いのもうなづけます。ポテトサラダとタクワンも一緒盛り。変わらない飾り気のなさが実家に帰ってきた気分になります。

昔よく食べたのはナポリタン。中太のスパゲティを「アルデンテって何ですか」というくらいしっかり茹で、ケチャップで味付け。ハムにタマネギ、ピーマン、マッシュルームと王道をいく具材。タバスコと粉チーズをたっぷりかけていただきます。

マスターの今正雄さんは都内でサラリーマンをしていましたが、喫茶店をしたくて、奥さまの三重子さんの実家がある前橋市に来ました。もうすぐ半世紀。「コロナで店じまいも頭をよぎったけど、愛してくれるお客さんもいるし、体が続く限りやります」と張り切っています。