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博多一番
こってり派もあっさり派も満足

2022.01.17

ラーメン
チャーハン

うれしい胃に優しいスープ

前橋の博多ラーメンの元祖的存在でしょう。開店は1990(平成2)年。当初は県庁近くにありましたが、2度の移転を経て現在地になりました。

「こだわるのはスープ。こってり派もあっさり派も満足する味を求めています」。店主の樋口道夫さんは以前、取材した時にこんな話をしていました。言葉通り、両者を納得させる味になっています。

独特の臭みが強く、どろっとした粘性の高いスープが主流になる中で、味は濃厚ながら臭みがない。胃に優しいスープです。

麺も独特。極細ストレートが一般的な博多ラーメンにあって、わずかに太く縮れがあります。スープの絡みがいいので、替え玉をする際は要注意ですね。

具は小ぶりな豚バラのチャーシューが2枚と青ネギ。ゴマが最初からかかっています。このシンプルさがいいですね。トッピングするなら、断然、キクラゲをお薦めします。食感がいいのです。

卓上には紅ショウガと辛子高菜が置かれます。後半の味変に活躍しますが、高菜は激辛ですので入れ過ぎは禁物。でも、つい入れちゃうんだな。お土産に買う人が多いのも納得です。

進化するから「変わらぬ味」

チャーハンもあっさりしています。具は卵、ネギとニンジンのみ。チャーシューはなし。味は薄め。でも、これがかえっていいんです。具が豪華だったり、味が濃かったりすると、ラーメンと喧嘩してしまう。その辺をきちんと計算しているようです。
老舗の域に入った博多ラーメンの店。「変わらぬ味」と感じるのは常に進化している証拠でしょう。

ラーメン
高菜
ラーメン

店舗情報

博多一番

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027-234-6717
住所 前橋市下小出町3-7-6
営業時間 11時30分~14時、18時30分~21時
定休日 火曜